亜鉛は肉類や卵、貝類に豊富に含まれており、人体では200以上の酵素の成分として、血球、骨、歯、前立腺などに広く分布しています。
亜鉛が良く効くのは、ホルモンの調節、体の成長促進、皮膚や骨の新陳代謝促進、生殖機能を正常化、味覚障害の予防などに効き目があるとされています。

傷を治す効果

皮膚に傷ができると、亜鉛を構成成分とする酵素が代謝を促進させ、傷ついた部位の細胞分裂を活発にします。DNAを合成し、材料となるタンパク質を合成することで傷ついた部分を修復します。反対に亜鉛が不足すると傷の治りは遅くなります。

健康的な肌を保つ効果

健康的で美しい肌に必要不可欠なコラーゲンの合成にも亜鉛が役立ちます。亜鉛を十分に摂取することでコラーゲンを合成する代謝反応が促進され、健康な肌を維持する効果が期待でるそうです。

成長に重要な効果

細胞分裂や新陳代謝に関わる亜鉛は、健全な成長のためには非常に重要な必須ミネラルです。細胞分裂が盛んになっている胎児や成長期の子供には特に重要な栄養素で、不足していると成長障害を引き起こす可能性もあるそうです。

ホルモンに対する効果

亜鉛はホルモンを合成するためにも必要不可欠なミネラルです。ホルモンは人体内で分泌される内分泌物で、生殖や血圧の調整、血糖の調整などさまざまな部分で働く物質です。亜鉛は甲状腺から分泌される甲状腺ホルモン、生殖器から分泌される性ホルモン、膵臓から分泌されるインスリンの分泌に大きな影響を与えるそうです。

亜鉛を多く含む食べ物

牡蠣、うなぎ、牛肉、レバー(豚・鶏)、チーズ、卵黄
大豆、納豆、きなこ、豆腐、そば、ゴマ、ナッツ、アーモンド、黒米、海苔、緑茶
などです。
特に牡蠣には豊富に含まれており、成人で1日に2粒牡蠣を食べれば、1日の亜鉛の摂取量は十分とされるほど。ただ、牡蠣を毎日食べるというのはなか難しいですよね。
なので、毎日亜鉛を摂るには海苔が手軽でいいそうですよ。

私たち日本人は亜鉛が不足しているらしいです。
亜鉛が不足すると、味覚障害、成長障害、生殖能力の低下など
体に不具合が出て来るそうです。
そうならないためにも積極的に亜鉛を含む食べ物で補っていきたいですね。
これからは意識して摂っていこうと思います。

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