日本発祥の武道

空手道は、日本発祥の武道で、かつて琉球王国であった沖縄県において、古くから伝わっていた格闘技「手」(ティー)が、中国から伝わった拳法の影響を受けて独自の発展を遂げました。良く小さい頃は空手道場があり、小さい子達が道着を着て練習している姿を見かけた覚えもあります。そんな日本人も意外に知らない空手を競技としての組手競技と形競技について少し説明したいと思います。

競技の概要

組手競技
「個人組手」は、世界大会においては、体重別で女子は -50kg、-55kg、-61kg、-68kg、+68kgの5階級制となっており、男子は -60kg、-67kg、-75kg、-84kg、+84kgの5階級制となっています。

形競技
競技において演武する形は、世界空手連盟(WKF)が定めた形(約75種類)の中から選択し、演武します。トーナメントにおいては1回戦から決勝戦まで全て異なる形を演武しなければなりません。

ポイント!!

組手競技
組手競技の勝敗を決める方法には、1.競技時間内に8ポイント差をつけた選手を勝者とする方法、2.棄権・反則・失格があった場合にその対戦選手を勝者とする方法、3.競技時間を終了したときに取得したポイントが多い選手を勝者とする方法、4.競技時間を終了して同点の場合に判定で勝者を決める方法、の4種類があります。

形競技
現在の競技方法は、2人の選手が青と赤に分かれて、順番に演武を披露し、その結果を5人の審判員の上げた旗(青・赤)が多い方を勝者とするフラッグ方式ですが、東京2020大会では、勝敗をよりわかり易くするため5人の審判員があげた得点を合計する、採点方式も検討されています。

最後に

なんで空手が競技にと思われている方もいますが、世界空手連盟には、日本はもちろん、世界187カ国が加盟し、競技人口も世界で約6000万人もいます。野球、ソフトボールと対して変わらぬ競技人口ですので、世界的にも認知度が高いとも言えます。日本発祥である競技では負けられませんね。2020年の東京オリンピックでは会場は武道館を予定されていますね。そこで多くの君が代が流れるのを期待したいですね。

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