夏といったら天気の移り変わりが非常に激しく、先ほどまではピーカン照りに晴れていたのに、急にアタリが暗くなり、冷たい風が吹いてきたと思ったら、ゴロゴロと空がうねり始め、ピカッ、ドーンと落雷とともに豪雨が降ってきますよね。夏が大好きな私にとって、もちろんこの現象もひっくるめて好きなんですが、それでも外にいるときの落雷は怖いものの何者でもありません。
しかし、カミナリに助けられていることもあります。それは子育てです。迷信に過ぎないとは思いますが、私も小さい頃は「カミナリが鳴ったらヘソを取られるからおヘソを隠せ」と言われた記憶があり、幼心にはそれはもう怖くて仕方がありませんでした。今では、お風呂上がりの娘が、なかなか服を着ないときには「カミナリ様がおヘソを取りに来るよ」と言い聞かせると、そそくさと着替え始めるのでカミナリ様に大変感謝しています。
しかしフット思うのですが、なぜカミナリ様はおヘソを取りに来るのでしょうか?

カミナリ様って?

まずカミナリ様って?ということですが、雷神という雷の神のことのようです。昔は雷は神が鳴らすものと信じられていたため「神鳴り(かみなり)」と呼ばれるようになったとか。「風神雷神図」のようにリング状にならんだ太鼓、牛の角に虎の革のふんどしをしめた鬼の姿で描かれることが多く、ドリフターズの高木ブーさんのような出立ちみたいな感じですね。とても強そうで、かつ愛嬌のある雰囲気かなと個人的に思っています。

カミナリから身を守る為

さて、ヘソを取るという点ですが、雷さまがへそを取る理由として、姿勢を高くしていると雷に撃たれやすく、身を伏せていると安全だったので、雷さまは人間のへそを取って殺すのではないかと考えられていたからだという説があるようです。道理ですね。納得といった感じです。

子供の教育

そして他の説ではやはり私が使わせていただいている通りの子供の教育に使われていたという説です。お腹出しているとお腹が冷えてしまうため、おヘソを取られるよといった感じです。さらに遊びに夢中で着替えない子供に対しても、早く着替えないとおヘソを取られるよといった感じのようです。

カミナリが妖怪の仕業と考えられていた

夏のホラーにはピッタリの説もあるようです。
赤羽末吉著の絵本「へそとりごろべえ」によると、雷さまは栓抜きのようなへそとり器を使ってへそをとって食べるそう。多くの人が雷さまはへそが好物で取ったへそを食べるという認識だそうです。河童が人間から尻子玉をとるように、雷さまは人間を殺す方法としてヘソから魂をぬいたという説もあります。昔は雷の正体がまだよく分かっていなかったので生まれた俗説ですね。

カミナリに打たれた人のおヘソが黒く焦げていた

なんと驚きの事実があり、カミナリに打たれた人のおヘソの大半が黒く焦げていたというからおどろきです。
というのは、昔の人は、お金をおヘソ付近の帯にしまっていたことから、落雷にあった人のお金に電気のエネルギーが集中してしまいおヘソを焼かれて焦げていたといったところのようです。

いろいろな説があって、とても愉快ですね。個人的には、やはり雷神様が太鼓を鳴らしてカミナリをおこしているというのが、非常に愉快でもあり、子供の教育にも役に立つので、雷神様説1番好きですね。

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