様々な舗装路面が舞台!WRC第10戦、ラリー・ドイツ!

8月17日、WRC第10戦となるラリー・ドイツが開幕。ドイツは第4戦ツール・ド・コルス以来となるターマック(舗装路面)ラリーとなりますが、ターマックのラリーの中でも特殊なステージと言われています。

コースは主に3つのステージが舞台になります。ワインの名産地であるモーゼル湖畔は、ブドウ畑の中を曲がりくねって走る狭い道が特徴。軍事演習場のバウムホールダーのステージは、雨の影響を受けやすいコンクリート舗装の特殊路面が特徴で、道脇にある石のバリケードにより、ちょっとしたコースアウトでも大きなダメージを負う危険性もあります。さらにカーブの連続するワインディングコースも多く、バラエティに富んだターマックラリーとなります。また夏も終わりを迎えるこの時期のドイツは天候が変わりやすく、コンディションにあったセットアップとタイヤ選びが重要になります。

シェイクダウンでは、、、

8月17日に行われたシェイクダウンでは、ヒュンダイのティエリー・ヌービルがトップタイムをマーク。2番手にはシトロエンのアンドレアス・ミケルセン、3番手にはMスポーツのセバスチャン・オジエがつけました。

今年のドイツの拠点は、ヒュンダイのチームの拠点に近く、ヒュンダイにとってはホーム戦と言えます。2014年にチームとヌービルが、ともに初勝利を飾ったドイツで、再び優勝を狙います。

一方、ドライバーズ選手権でヌービルと同ポイント、勝利数で上回られ首位を奪われたMスポーツのオジエは、シェイクダウンで6回の走行を行うなど気合が入っているようです。第6戦ポーランド以来勝利のない絶対王者のオジエにとって、これまで3度の優勝を果たしているドイツは相性のイベント。ここで単独ポイントリーダーの座に返り咲きたいところでしょう。オジエの動向にも注目ですね。

トヨタ、フィンランドに続き連続優勝なるか?

前戦のラリー・フィンランドでは、ラッピの初優勝によりシーズン2度目の優勝に輝いたトヨタ。今回のドイツでもヤリ-マティ・ラトバラ、ユホ・ハンニネン、エサペッカ・ラッピのヤリスWRC 3台体制で参戦します。

シェイクダウンではラトバラが6番手、ハンニネンが7番手、ラッピは12番手。フィンランドの勢いをここ、ドイツでも見せてほしいですね。

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