ラリー・ポルトガル開幕!初日トップはヌービルとオストベルグ!

いよいよWRC世界ラリー選手権の第6戦であるラリーポルトガルが開幕し、18日にはシェイクダウンが行われました。シェイクダウンの舞台は車両の修復やセッティング変更が行われるサービスパークのあるポルトから内陸にある丘陵地帯のグラベル(未舗装路)からサーキットにつながるコース。ここでトップタイムを記録したのはヒュンダイのダニ・ソルド。2番手には0.1秒差でMスポーツのセバスチャン・オジエ、3番手には0.2秒差でトヨタのヤリ‐マティ・ラトバラがつけました。

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出典:YouTube

そして18日の夜に行われた初日はSS1の1ステージのみ。SS1は、ポルトガル北部のロウサダにあるグラベル(未舗装路)とターマック(舗装路)をミックスしたショートコースで、2台が同時に走るスーパーSSです。

このSS1ではヒュンダイのティエリー・ヌービルとフォードのマッズ・オストベルグが同タイムで首位となり、レースをリードする展開となりました。第4戦、第5戦と優勝を飾ったヌービルが首位スタートは幸先が良いですね。ヌービルと同じヒュンダイのヘイデン・パッドンが僅差で3番手につけるなど、ヒュンダイ勢がリードを保てるのか注目となりますね。

そして気になるトヨタ勢ですが、ラトバラがトップから1.5秒差で7番手、ユホ・ハンニネンが1.8秒差の11番手、そして今回から3台目のヤリスWRCのドライバーとして加わったエサペッカ・ラッピは2.6秒差の13番手として、首位を追いかける展開となりました。

首位が目まぐるしく入れ替わる2日目!トラブルも続出!

競技2日目は、サービスパークが置かれるマトジニョスの北〜北東エリアで行われました。自然の中のグラベルコースが舞台のSS2~7と、ブラガの街中で行われるSS8、9の全8ステージ。この2日目は首位が目まぐるしく変わる波乱の1日となったようです。

2日目のオープニングとなるSS2でトップタイムを記録して首位に立ったのは、初日3位のパッドン。しかし、続くSS3ではラトバラがベストタイムを記録して一気に首位に躍り出ました。

その後、SS4で首位との差を縮める快走を見せたシトロエンのクリス・ミークがSS5でラトバラを逆転しましたが、SS6でトラブルに見舞われ首位陥落。代わってトップにたったのはMスポーツのオット・タナク。

こんなに首位が目まぐるしく変わるのも珍しく、これだけで激闘の1日と言えますね。2日目はこのままタナクがリードを守り切り、首位で終えましたが、この日はトラブルが続出!SS7で、まずはラトバラが横転。最後まで走り切ったものの大きくタイムロスし、レースからは脱落と言っていいでしょう。また、3番手につけていたパッドンは電気系のトラブルでタイムロスし、5番手のミークはサスペンション破損のためデイリタイアとなる波乱の1日となりました。

1日を通して安定した走りを見せて首位にたったタナクに続くのは、5秒以内の僅差にソルドとオジエ。その後にヌービルがつけています。ラトバラが厳しくなったトヨタ勢は、ハンニネンが7位、ラッピが8位につけています。何が起こるかわからないだけに、トヨタ勢の巻き返しに期待ですね。

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