世間は、ほぼ同時刻に東京競馬場で行われる「フローラステークス」に注目しています。
それもそのはずで、今年の３歳牝馬は先日、絶対女王かと思われたソウルスターリングが桜花賞で敗戦。更にここまで圧倒的強さで勝ち、皐月賞の牡馬相手でも1番人気をつけたファンディーナも惨敗といった結果で、早くも混戦状態に陥っています。この結果次第では、３歳牝馬クラシックのオークス(牝馬優駿)の予想に大きく影響します。
ただ、同時刻の京都競馬場では、1600mのスプリンターたちが集結します。
安田記念とヴィクトリアマイルの前哨戦とされており、１着馬には安田記念の出走優先権が与えられる大事なレースとなります。
今年は11頭の闘い！そのうち、注目されるであろう二頭をご紹介します。

2014年の皐月賞馬。
強い馬であることは確かですが、どうしても1着になれていない馬です。
2014年9月の朝日セントライト記念以来、１着から遠ざかっているイスラボニータ。
昨年は６戦中３回が２着。ヤングマンパワーに、ミッキーアイルにーシュウジに、いずれもクビ差やハナ差と善戦するものの勝ちきれていない状況です。
ただ、連対には名を連ねてくるので抑えるべき一頭なのは間違いないでしょう。
今年で６歳。年齢的にもGI制覇が厳しくなってきているので、なんとかこの春で勝ち切って欲しいですね。

最強の４歳世代の一角を担うエアスピネル。
とはいうもののGI制覇はまだ未達成。皐月賞４着、ダービー３着、菊花賞３着と、どこかイスラボニータにかぶる部分も持ち合わせているような気がします。
今年は京都金杯で早々と１着を勝ち取っています。また、このマイラーズCの出走馬にもしっかり勝ち切っているので、1番人気になる可能性は濃厚です。
稍重で発走となった東京新聞杯での上がり3ハロン32.３の脚が使えれば、一気にハナへと抜け出し１馬身以上の差で圧勝もあり得るかも。
ここのところ好調の武豊騎手が手綱を握るということもあり、非常に楽しみな一頭です。