野球から生まれた流行語
出典: http://www.asahi.com/articles/ASJD15PWZJD1UCLV00K.html
その年の世相を反映する年末恒例の新語・流行語大賞。
これまでに野球関係の言葉が多く選出されてます。
神ってる
まず記憶にも新しい、2016年流行語大賞にも選ばれた広島東洋カープの鈴木誠也選手の「神ってる」をご紹介します。
言葉の発端は、2016年にオリックスバファローズとの交流戦で2試合連続サヨナラ本塁打を放った直後には、一軍の緒方孝市監督が「神がかっていますね。今時の言葉で言うなら『神(かみ)ってる』よな」とコメント。このコメントが報じられたことをきっかけに、インターネット上で既に広まっていたとされる「神ってる」という言葉が、「好調な鈴木やチームを象徴する表現」とのニュアンスでメディアやファンが多用し、広島優勝の勢いも相まって世間に浸透しました。
トリプルスリー
こちらは野手がシーズンで、打率3割、30本塁打、30盗塁を果たした時に使われる「トリプルスリー」
野球ファンの間では浸透している言葉でしたが、2015年のシーズンで、東京ヤクルトスワローズの山田哲人選手と福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐選手が史上初の1シーズンに2人のトリプルスリーを達成したことにより、世間でも話題になりました。
先述の「神ってる」と同じく、2015年の流行語大賞選ばれました。
雑草魂
雑草魂は日本語表現辞典によると「高貴な身分ではない人間がもつ、穏やかなだけの人生では身に付かなかったであろう根性などを意味する語。人間を、環境が悪くても枯れにくい雑草に喩えた言葉である。」と記されています。
この言葉が広く浸透し、流行語大賞にも選ばれたのが、1999年に当時ルーキーながら20勝を挙げ新人王を獲得した巨人・上原浩治投手からでした。
上原投手は高校時代は控え投手、大学受験も失敗し、1浪で入学し、エリートとは違う這い上がり方をしたことにより、マスコミは地道にはいあがってきた新しいヒーローの心意気を「雑草魂」と表現したことがきっかけとなってます。
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