13球団から勝利

現在、日本のプロ野球はセリーグ、パリーグ合わせて12球団。
過去に全12球団から勝ち星をあげた投手は17名

【12球団勝利達成者】
(野村収氏、古賀正明氏、武田一浩氏、門倉健氏、吉井理人氏、工藤公康氏、久保康友氏、藤井秀悟氏、石井一久氏、杉内俊哉氏、グライシンガー氏、木佐貫洋氏、涌井秀章氏、寺原隼人氏、大竹寛氏、スタンリッジ氏、林昌範氏)

2005年シーズンからセ・パ交流戦が行われており、他リーグのチームとの対戦も多くなり、12球団達成者が増えている近年ですが、なんと上記の17名のうち、3名の選手が13球団から勝利を収めたことがあることはご存知でしょうか。
その3選手は、工藤公康氏、杉内俊哉氏、寺原隼人氏。

なぜ13球団から勝利を収められているかというと、2004年まで近鉄バファローズというチームが存在しており、オリックスによる吸収合併によって球団が消滅しました。その翌年から楽天ゴールデンイーグルスが設立され、現在の12球団となりました。

上記の3選手は近鉄バファローズからも勝利を収めているので、実質13球団から勝利を収めるという珍記録となりました。

完全試合リレー

「完全試合」とは、野球、ソフトボールにおいて、1人のランナーも出さずに勝利することをいい、日本プロ野球では、過去に15名しか達成したことがない偉業である。

【完全試合達成者】
藤本英雄氏、武智文雄氏、宮地惟友氏、金田正一氏、西村貞朗氏、島田源太郎氏、森滝義巳氏、佐々木吉郎氏、田中勉氏、外木場義郎氏、佐々木宏一郎氏、高橋善正氏、八木沢荘六氏、今井雄太郎氏、槙原寛己氏 計15名

完全試合は、1994年に槙原寛己氏が達成した以来、2017年3月現在まで約13年間達成されていない大記録。
しかし、非公式ではありますが、2007年に続投による完全試合が達成されていたことはご存知でしょうか。

それは2007年の日本シリーズ第5戦。中日ドラゴンズ対北海道日本ハムファイターズとの試合でのこと。
中日ドラゴンズが3勝1敗と、日本一に王手をかけていた試合。
中日の先発投手は山井大介選手。8回終了まで完全試合をしており、観客の期待も高まっていたが、9回のマウンドに上がったのは守護神の岩瀬仁紀選手。
岩瀬選手も3人を三者凡退に締め、続投ながら完全試合を達成。
しかし、1人の投手が完全試合をしないと完全試合とは認めないという規定があったため、この記録は非公式となりました。

この試合で勝利を収めた中日ドラゴンズは日本一に輝きました。

1試合で全ポジションを守った選手

野球といえば、「投手、捕手、一塁手、二塁手、三塁手、遊撃手、左翼手、中堅手、右翼手」と9箇所のポジションがありますが、過去に1試合でこの全ポジションを守った選手がいます。
その選手は高橋博士選手。

高橋博士選手は当時東映フライヤーズ(現日本ハムファイターズ)に所属していた選手で、1974年9月29日の南海戦でこの珍記録が生まれました。
1回ごとにポジションを入れ替え、9回には投手としてマウンドにも立ちました。
この試合は優勝チームが決まっている言わば消化試合。
ファンサービスの一環としてこのような処置が取られたとのことです。

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