ピーマンといえば、子供が嫌いな野菜!

ピーマンといえば、子供が嫌いな野菜というイメージが強いですね。しかし、実は、哺乳類の中でピーマンを食べるのは人間くらいで、人間の子供だけでなく、牛や馬、ヤギや羊もピーマンを嫌がって食べないそうです。

実は、ピーマンの苦みはアルカロイドという成分で、これは天然の毒であり、薬や麻薬などにも使われています。毒と聞くと心配になりますが、ピーマンのアルカロイド含有量はごく微量なので、通常食べる分には全く問題ないそうです。

また、ピーマンのアルカロイドは油に溶ける性質があるので、油で炒めたりすれば苦みを和らぎます。また、切り方によっても苦みを変わるようで、横に切ると苦みや匂いが強く出て、縦に切ると苦み、匂いが和らぐそうです。

「苦み」は動物にとって毒かどうか判断するひとつの指標であり、動物は「苦み=毒」と見なし、苦みのある植物を避ける本能があるそうです。子供の味覚にも、毒物を本能的に避ける鋭敏さが備わっていて、ピーマンの苦さを毒と判断し、嫌いな理由となるそうです。しかし、大人になるにつれて、味覚がだんだん鈍感になり、苦みを感じなくなるそうです。

良薬、口に苦し!ピーマンの栄養

今では年中、売っていますが、ピーマンは夏が旬の緑黄色野菜。ビタミンAとビタミンCが豊富で、ビタミンAはトマトと同じくらい、ビタミンCは、含有量が多いと言われているレモンの2倍近くも含まれているんです。

これらのビタミンは、細胞の働きを活性化してくれるので、夏バテを防いで、疲労回復を助けてくれるので、夏風邪の予防にいいそうです。

またビタミンCは脂肪の代謝を促し、血中の脂肪を取り除いてくれたり、美容効果やアンチエイジング作用もあるので、シミ・ソバカスを予防したりすることにも効果があります。抗酸化作用もあるにで、成人病予防にも効果があります。

捨ててた種の部分にも栄養がいっぱい!

ところで、ピーマンといえば、種を捨ててませんか?実は、この種の部分にも栄養がいっぱいなんです。ピーマンの種やわたの部分には、カプサイシンやピラジンが含まれています。

ピラジンには血行促進作用があるとされ、血液をサラサラにしてくれると言われています。このため、冷え性に効果的だったり、脳梗塞や心筋梗塞のリスクも減らしてくれます。

このピラジンの血行促進作用とカプサイシンの効果で育毛効果も期待できるそうです。これは捨てられませんね!

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