重要伝統的建造物群保存地区!『富田林寺内町』

1558年(永禄元年)、興正寺門跡証秀上人によって創建された興正寺別院を中心とした寺内町として誕生し、商売の盛んな在郷街として発展したそうです。

現在でも創建当時の六筋七町の町割りや、重要文化財旧杉山家住宅、仲村家住宅など往時の繁栄を偲ぶ重厚な町家が数多く残され、大阪府内で唯一の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

国指定重要文化財!『旧杉山家住宅』

現存する最古の家屋、造り酒屋として栄えた旧杉山家住宅。4層の大きな屋根が特徴的な母屋に土蔵、庭園などが当時の姿のまま残されていて、内部を見学することもできます。

富田林寺内町造営の中心であった八人衆の筆頭年寄の杉山家は、当初木綿問屋を営み、その後酒造業を始めた大商家で、明治の明星派歌人・石上露子(いそのかみつゆこ)の生家でもあります。

寺内町最古・最大の南河内地方農家風建築様式であり、屋敷地は一区画(千坪、現在は430坪)を占め、当時の繁栄を見ることができます。

町家を活かしたレトロなカフェもオススメ!

寺内町の楽しみの一つとして、伝統的な町家を再生・活用した食事処やカフェがいくつかあります。レトロな雰囲気でのんびり過ごすのも良いですね。

寺内町へ来た際は、町の中心にある交流館で散策マップを入手してから、町歩きを楽しむといいでしょう。

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