真壁賢守(東北高校)

現在テキサスレンジャースで活躍するダルビッシュ有選手と同級生の控え投手。
甲子園で初のベンチ入りした高2の夏の甲子園初戦の築陽学園戦、エースのダルビッシュが故障で2回途中降板。続く投手が打ち込まれ、3回無死満塁の場面で、3番手で登板すると、見事火消しに成功。サイドハンドから繰り出す、140キロ近い速球と、キレの良いスライダーで好投し、勝利に貢献すると、以降の試合も故障により調子の上がらないダルビッシュをフォローすべく、先発にリリーフに大車輪の活躍を見せ、その夏の東北高校準優勝に貢献。夏の甲子園終了後の日本代表にも選ばれた。
背番号は18で甲子園登録選手人数は18名とギリギリのベンチ入り選手でありながら予想外の大活躍したことや、ダルビッシュが長身でモデル顔なのに対して、飾り気のない田舎の黒縁眼鏡少年な外見な事から「メガネッシュ」「マカベッシュ」と呼ばれて大会一の人気者となった。
東北高校卒業後は東北福祉大、ホンダと進み、現在はホンダ野球部のマネージャー兼コーチとして活躍中。

今吉晃一(鹿児島工業)

06年夏、鹿児島工業の「代打の神様」として予選から10打数7安打の高アベレージをマーク。
鹿児島工業ベスト4入りに大きく貢献した。
テレビ越しからも聞こえる打席での「シャー!」の掛け声に、球場内はどっと沸き、球場の雰囲気を一変させる選手だった。
06年夏といえば、早実の斎藤佑樹、駒大苫小牧の田中将大など、多くのスター選手、名試合が生まれた大会だったが、その中でも今吉晃一の存在は、強く高校野球ファンの記憶に残り、この年の大会屈指の役者だった。

比嘉忠志(那覇高校)

まず00年夏に出場した那覇高校は、野球の常識を覆す個性的な選手が揃ったチームだった。
左投げの捕手と三塁手。足を極端に上げた打撃フォームなど、型にはまらない野球スタイルは、高校野球ファンの間では今でも記憶に残っている。
そんな個性的集団の中でもひときは強烈だったのが、代打の切り札の比嘉選手の極端に前かがみになるクラウチングフォームだった。

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