ベイスターズ、今年注目の野手は?

昨季、球団創設5年目にして初のクライマックスシリーズ進出を達成した横浜DeNAベイスターズ。その原動力とも言っていいのが、若手の活躍です。投手陣では石田、今永がローテーションの一角を担い、野手陣では桑原、倉本、戸柱が定位置を掴んだことで、チームは活性化したといえます。

そして、今シーズンは新たに10代の大砲の活躍が期待されています!しかも2人も!

13日に行われた阪神との練習試合では、19歳の育成2年目・網谷圭将捕手が初回にバックスクリーンへ先制ソロを放つと、7回には18歳のドラフト5位ルーキー・細川成也外野手もバックスクリーンへ“プロ1号”。ラミレス監督が期待を寄せているこの2人は今年最注目です!!

19歳!育成2年目・網谷圭将捕手

千葉英和高から2015年の育成ドラフト1位で入団した網谷圭将捕手は「筒香のような選手になれる素質がある。将来的に3割、30本、100打点を狙える」と指揮官から大絶賛されていて、打撃を生かすためサードのポジションにも挑戦中。オフには台湾ウィンターリーグに派遣され、育成ながら異例の春季キャンプ1軍帯同が決まった。

昨年のシーズン中に名前が取り上げられなかったのは、故障が原因でした。春季キャンプで左有鈎骨骨折を負い、半年を棒に振った。そのブランクを鑑みれば、万全の状態で臨んでいる今キャンプでのブレイクは、指揮官にとって驚きは少なかったものだったようです。

18歳!ドラフト5位ルーキー・細川成也外野手

細川は高校通算63発の長距離砲であるとともに、投手としても最速146キロと類まれな身体能力を誇っていた。しかし、高校3年の夏は茨城大会の決勝で常総学院に0-1で惜敗。甲子園の大舞台を踏むことができず、全国的に、その名が売れることはなかった。

3年間、全国での実績はなく、まして、高校生で長距離砲の外野手という育成の難しさが、各球団が指名を敬遠した要因と言われている。それでも、高田GMは「良いパワーヒッター。すごく可能性のある選手。下位でこれだけの選手が残っていることは多くないから」と言い切り、迷わずに指名。それほど高い期待感があったから、今回の阪神との練習試合での鮮烈デビューは球団にとって決して驚くべきことではなかったとのもと。
この活躍により、スポーツ紙の1面を飾った細川は「ハマのカブレラ」などと取り上げられるなど、今シーズンのブレイクに期待大です。

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