長崎県平戸市に行こう!

平戸市とは長崎県北西部にある島で、人口は約30,000万人の住む街で、江戸時代は平戸藩松浦氏の城下町と栄えた歴史ある街です。鎖国前は、中国やポルトガル、オランダの貿易港でもあった都市です。ちなみにサッカー選手のBible的存在「キャプテン翼」の次藤くん、佐野くんの比良戸中は、この平戸をモチーフにしたものです。
つい最近では、高倉健の遺作となった映画「あなたへ」も平戸がロケ地として使われています。江戸時代では隠れキリシタンとしても有名な土地があり、ある場所に行けばその集落が今でも存在しています。教会も多いのも特徴です。
さてさて、まず出迎えてくれるのは、九州と平戸島をつなぐ平戸瀬戸に架かる朱塗りの吊り橋です。長さは664mあるそうで、サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジ極似の橋、その名は平戸大橋。赤を基調にしたその容姿はまさにゴールデンゲートブリッジそのもの。平戸大橋を渡り、すぐそばにある平戸城から港を見下ろすと正面に平戸オランダ商館、左手には寺院と教会が一度に見える平戸ザビエル記念教会。日本にいながら中世ヨーロッパの雰囲気も漂ってきます。

倭寇の中心勢力・松浦党!松浦氏の居城 「平戸城」!

平戸城は別名・亀岡城とも呼ばれ平戸藩松浦氏の居城でした。
築城は1599年になりますから、江戸幕府樹立する数年前の、時は戦国の真っ只中、関ヶ原の戦い中になりますね。しかし、関ヶ原時代を含め豊臣秀吉と親交があった松浦氏に徳川家康から疑いの目をかけられたこともあり、築城して13年目に焼却し恭順を示したこともあり、結局お城は1718年にようやっと完成したとか。天守は乾櫓三重層と決して壮大な建物とは言い難いですが、築城されている場所が山の上にあるので、気分は高層マンション30階並みの眺めとなります。また天守閣最上階からは、かつての城下町で今の商店街を見下ろすことができます。目の前には平戸港も見下ろせます。
城内には、13世紀から16世紀にかけて朝鮮半島や中国大陸の沿岸部や一部内陸、及び東アジア諸地域において活動した海賊、私貿易、密貿易を行う貿易商人、俗にいう倭寇の中心勢力だった松浦党の資料の展示があったり、国指定重要文化財にも指定されている「鐶頭の太刀」が展示されています。
海外文化や歴史に興味ある人は面白い展示内容となっています。

伊勢海老にも匹敵する食通を唸らす海老!?

平戸名産といえば、今が旬(1月〜4月)の大きいヒラメや、今や有名になりつつあるアゴ出汁の素「トビウオ」、海の香りと魚の風味が一杯つまった「川内かまぼこ」、霜降りがきめ細かにある平戸牛などがあげられますが、なかでもテレビとかでよく取り上げられているのが「ウチワエビ」です。
体が偏平で頭が団扇(うちわ)に似ているため、“うちわえび”と呼ばれています。姿は不格好ですが、海老の王様・伊勢海老にも匹敵するほどの絶品です。刺身のほか、天ぷらに塩茹、味噌汁など、調味法も様々に楽しめます。新鮮な食材が手に入る地元では、刺身でプリプリの歯触りとほのかな甘みを味わった後、殻 だけを味噌汁にするのが粋で、殻と殻に残ったわずかな身や内臓から良質のダシがとれ食通を唸らせる味わいです。

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