御茶ノ水

御茶ノ水。
東京都文京区湯島から東京都千代田区神田に至る、千代田区駿河台を中心にした地区と示されています。
江戸時代は、大名屋敷地区でもあり、その一帯を神田山と呼ばれていたそうです。
2代将軍・徳川家忠の時代に、水害防止用の神田川防水路と江戸城の外堀を兼ねて掘割が行われ現在の渓谷風地形へと姿を変えた歴史があるようです。
また、近くの高林寺からは湧き水が湧き出ており、そのお水を将軍のお茶用として献上したことから、この地域を「御茶ノ水」と呼ばれるようになったそうです。
明治時代の御茶ノ水一帯の写真を見たところ、現在とは全く違い、森林豊かな緑に覆われていた地域でした。お茶用に使う条件として揃っていそうなお水が湧き出ていそうな、そんな雰囲気を感じさせる写真でした。
今は全く違った街並みへと変貌した御茶ノ水にスポットを当てて見たいと思います。

学生の街 御茶ノ水

JR御茶ノ水駅、東京メトロ丸の内線の御茶ノ水駅、都営新宿線の新御茶ノ水駅と御茶ノ水とつく名の駅は3つあります。その3つの駅全ての改札口を抜けるとそこは若者で溢れている街になります。それもそのはずで、明治大学、順天堂大学、上智大学、日本大学、日本医科歯科大学、中央大学、駿河台大学大学院などが存在しているので、多くの大学生が往来している地域なんです。予備校も多く、有名どころで言えば駿台予備校や四谷大塚など、その他、大学生を目指すための予備校も多いことで有名なのが御茶ノ水ですね。更に、専門学校も多いので有名でもあります。デザイナー系や美術系、音楽系などの専門学生も多いので、奇抜なファッションで、街行く人々には様々な個性溢れる髪型や髪色をしている人を多く見受けられる地域でもあるのが御茶ノ水です。御茶ノ水一帯にいるだけでも気持ちが若返り青春をしたくなる人もいるのでは!?
そう、青春が蘇る街でもあるんです。

楽器のことなら 御茶ノ水

国内最大の書店街・楽器店街・スポーツ店街、多くの食通を惹き付ける老舗名店街等、1日いても飽きの来ないのが御茶ノ水の魅力でもあります。
団塊の世代と言われる方々であれば、ビートルズが来日して以降、バンドに明け暮れた人も多いでしょう。グループサウンズブームでフォークソングに精を出した人もいるでしょう。矢沢永吉さん筆頭に人気のでたキャロルに影響受けてバンドをはじめた人も多いでしょう。我々アラフォー世代も、BOOWYを筆頭に第二次バンドブームによってバンドをはじめた人もいるでしょう。今の世代であれば、HI-STANDARDを筆頭にブームとなったラウド系バンド をはじめた人も多いはず。
この御茶ノ水には、楽器店が連なっている箇所も存在しています。JR御茶ノ水駅の新宿方面出口(東京駅から乗車の場合は1番前の車輌の出口側)の御茶ノ水橋口を出て、左へ。そこからが楽器店街の入口。緩やかな坂道沿いには楽器店が数店舗並んでおり、店によって、得意とするジャンルがあるような気がします。初心者向けの商品を中心に揃えている店舗もあれば、玄人向けのマニアックな機材を揃えている店舗も、更にはビンテージ中心とした商品も扱う店舗もあれば中古や管楽器しか扱っていない店舗もあります。そこに行けば探し物はすぐに見つかり、ネットショッピングでは出来ない、実際に触れて試奏が出来たりもするので、例えばギターであれば、同じ品番でも一本一本個性があるのがギターなので、納得のこだわりの一本が手に入りますね。

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