華やかなに思えるプロ野球選手の実態
出典: http://onlinenewsfactory.com/
プロアスリートにとって、現役時代よりも過酷と言われているセカンドキャリア。彼等にとっての第二の人生とは?調べれば調べるほど過酷な現状でした。
華やかな舞台から一転
プロ野球選手。
響はとっても華やかな世界に思われますが、その華やかな舞台で活躍できる選手はほんの一握りとも言われている世界です。
1軍登録は28人、プロ野球の公式戦でベンチ入りできる人数は25人。そのうち、投手を8人で野手を17人入れ、先発3人をあがりとするのが一般的で各チーム、平均でこのローテで回しているのが現状です。
プロ野球では、1軍・2軍合わせて70名まで登録が出来 、更に育成枠の選手を数えれば約100人が1球団に所属している事になります。12球団ありますので単純に計算すれば、現役プロ野球選手は約1200人いるという事です。ご存知のとおり、野球とは投手含めた9人制の球技です。プロ野球の場合は、学生野球とは違い、投手は約5名がローテーションを組んでシーズンを戦いますので、毎試合違う投手がマウンドに立ちます。ですので、投手を抜いた8人がレギュラーとなるわけで、いわゆる華やかな舞台でプレーをしている選手になります。
12球団×8人ですから、1200人いる選手の中で、実に96人がレギュラーとして固定、もちろん好不調がありレギュラーに入れ替えがあるとして考えると、僅か約8%〜20%の選手しかレギュラーとしてプレーが出来ないことなになります。
毎年のように行われている戦力外通告。そしてトライアウト。
高校時代は甲子園で名を馳せた選手や、大学時代に明治神宮球場で名を馳せた選手も、プロ入り後は音沙汰もなく、いつの間にか野球界から去っていたという選手も非常に多いケースです。
プロ野球生活も、現役でやれても平均26歳。引退してから第二の人生の方が長いのがプロ野球選手たち。実際に、学生時代は野球しか打ち込んでいなく勉強も殆どやっていない選手が大半で、中にはアルファベット全てを言えない選手もいるくらいです。朝練が終わり、本業の学業では机の上で居眠りし、午後からの部活に備えていた選手ばかりなので仕方がないかもしれません。そんな彼等が余儀なく引退をさせられ、第二の人生を歩んでいかなくてなりません。
安定を求めて
現役生活を引退した後の道として考えるのが、球団の監督・コーチなどの指導者ですよね。しかし、勿論球団の監督やコーチのポストというものは限られています。引退した選手全員が就ける訳ではないのが現状です。スターダムの1人で、体力の限界を理由に自ら引退をした選手ならまだしも、成績が振るわず余儀なくして引退させられた選手であれば尚更厳しい現実のようで、野球界に止まりたくても去らなければならないのが現状です。仮にコーチとして就任できたとしても1年毎の契約になるので、安定とまではいかないようです。
そうなると一般企業に安定を求めて就職するのが一般的な考えのようで、過去に統計を取ったサイトの情報からも、67%の引退選手が一般企業に就職を求めているとの情報です。
しかし、受け入れてくれる企業も少なく、特に、ある程度のキャリアを持って引退した選手はプライドも高く、野球への未練も強いのか切り替えきれず転職を続けてしまうケースも多いようです。逆に、プロ入り1・2年ほどで戦力外となった選手の方が、スンナリと就職が決まり、一般的なサラリーマンと同じような生活をしている人が多いようです。現に、私の周りにも一般企業に就職し、休日は草野球をやっている知人も多くいます。
高校野球指導者が人気ナンバーワン
日本野球機構が若手選手を対象にした「引退後のセカンドキャリアに対する意識調査」を行なったようで、高校野球指導者が10年連続トップとなったようです。
このキャリアで大きく成功を遂げたといえば、やまびこ打線で一世風靡した、徳島県の雄・池田高校の監督を務めた、「攻めダルマ」こと、故.蔦文也さん(1923年8月28日ー2001年4月8日)が有名です。春・夏の甲子園合わせて14回の出場。内、春は2回、夏は1回の全国制覇成し遂げた名将です。現・野球解説者の水野雄仁さんも蔦文也さんの教え子になります。
しかし、このように元プロ野球選手が監督を務めたからといって甲子園に出場するのは稀のようです。プロ野球選手となり一流に仲間入りすれば、それなりの技術や理論は兼ね備えているが、教えるという技術持った方が少ないというのが事実のようで需要もやはり少ないのが現状のようです。
スポーツ界では考えることのできない常識にも苦しむ方も多いと聞きます。
まとめ
何か一つのことに没頭し成し遂げる力を持っているのは、元プロ野球選手というだけでも紛れも無い証拠ですね。セカンドキャリアの為に、野球から離れ未練たち、また次のステップの為に没頭する集中力はきっと凄いものと思っています。一流は一流を知ると言いますので、きっと我々凡人にはない感覚も持っているのでしょう。
彼等の第二の人生が華やかな舞台になることを祈ります。
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神宮球場のライトスタンドと西武ドームの3塁側に出没する率が高めの、ホルモン(特にマルチョウ)大好き40歳です。週末は娘と散歩をするのが私にとってのストレス発散方法です。
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