2017シーズンへ向けてのキャンプが目前に迫り、各球団のファンの熱が上がってきている今日この頃。
好成績を残す為にも、昨年はいなかった新戦力への期待は、否が応でも高まります。
特に昨年のドラフトは、投手豊作と言われたドラフトで、12球団中10球団がドラフト1位で投手を指名し、各チーム投手力アップのドラフトでした。

そんなドラフトで、投手ではなく、野手を指名した残り2球団。
名誉あるドラフト1位を指名され、ファンの期待を一身に受けている、ドラフト1位野手に迫ってみます。

球界の盟主、読売ジャイアンツが、外れ外れ1位で指名したのは、吉川尚輝選手。中京学院大学卒のショートの右投左打の選手です。

出身は岐阜県。
岐阜県の名門、中京高校に進学。甲子園出場は叶いませんでしたが、卒業後は、中京学院大学に進学。
入学後すぐの春のリーグから試合に出場しており、秋にはベストナインに輝くなどの活躍わみせます。

ドラフトイヤーでは、複数球団から注目を浴び、阪神タイガースもドラフト1位を検討するほどの成長を見せます。
自身の成長と共に、チーム力も上がり、4年生の春には、全日本大学野球選手権大会に、中京学院大学を初出場・初優勝へと導き、選手の評価を絶対的なものとして、同年ドラフトにて、読売ジャイアンツから、ドラフト1位指名を受けました。

現段階では、ジャイアンツでは、セカンドへの転向と言われています。
仁志敏久選手以降、ジャイアンツの泣き所と言われて、なかなか固定出来ないセカンド。
そのセカンドのレギュラーを掴み取る事が出来るか注目です。

全プロ野球ファンが度肝を抜かれた、阪神のドラフト1位指名。
その指名を受けたのは、大山悠輔選手で、右投右打のサードの選手です。

茨城県出身。
高校はつくば秀英高校。
1年から投手兼ショートでレギュラーで活躍。高校通算27本のホームランを打つものの、甲子園出場はなし。

進学した白鴎大学では、1年の春からサードで公式戦に出場。
4年の春には、打率.417・ホームラン8本・20打点。8本のホームランは関甲新リーグ記録を更新するホームラン数。打点数はタイ記録の2冠の大活躍を見せ、阪神からの熱視線を受ける事となりました。夏には大学日本代表に選ばれ4番を任されます。

阪神からのドラフト指名後の関東地区大会では2回戦で敗れるものの、ホームランを打つなど、ドラフト1位の名に恥じない活躍をしました。

阪神でに背番号は、関本賢太郎選手が引退後空き番となっていた、「3」に決定。
一桁背番号。八木選手に関本選手がつけていた番号を与えられるなど、阪神からの期待を受けての、1年目のシーズン。
甲子園で大暴れしてくれる事を、阪神ファンは期待しています。