マンション内では挨拶禁止?!

以前、新聞に投稿された「マンション内ではあいさつをしない」というルールが話題になりました。

ことの発端は、昨年11月4日の神戸新聞に掲載された、マンションの管理組合理事をしているという男性の投書。「住民総会で、小学生の親御さんから提案がありました。『知らない人にあいさつされたら逃げるように教えているので、マンション内ではあいさつをしないように決めてください』。」という内容。ほかの住民たちも、「あいさつが返ってこないので気分が悪かった。お互いにやめましょう」との賛同があり、「あいさつ禁止」が決定してしまったのだとか。

賛否両論!あなたは賛成?反対?

これに対し、SNS上などでこの挨拶禁止のルールに対して批判や賛同意見など賛否両論。

挨拶禁止ルールに反対派の意見としては、、、
「同じマンションは安心かなと思って挨拶するのが普通」
「あいさつできるか否かでトラブル減ると思うんだけど」
「将来的にも困るし、逆に誰が近所の人なのか分からない方が困る」
「挨拶を禁止して社会生活が成り立つ訳がない」
「挨拶しないことがどう防犯に繋がるのか分からないけど、挨拶しないことによって失うものはたくさんある」
挨拶は社会常識!挨拶することによりメリットがあるという意見が目立ちます。

一方、挨拶禁止のルール化に共感あるいは一定の理解を示すコメントも、以下のように多数よせられています。
「近所とかかわりのない生活したい人だっている」
「子どもだけでは相手がどういう人なのか判断できないと思う。同じ近所の人だと信じ切って犯罪に巻き込まれたら不安」
「マンションは他人の集合体だから、この警戒も理解できる」
「挨拶を教える機会は親戚づきあいや学校など、ある程度安全な環境で設ければいい」
こういった意見は、主に小学生や小さいお子さんをお持ちの親御さんに多く、「防犯対策の観点からの子どもへの挨拶禁止」という立場で賛同されるようです。

挨拶は、近所関係構築のための第一歩

私のマンションではこういったルールはなく、私個人は挨拶をするほうです。ただ、昨今の事情を考えると、お子様をお持ちの方の意見も無視できないのものだと思います。昨年には俳優の福山雅治さん宅にコンシェルジュが忍び込むという事件も発生しましたし、何を信じていいかわからなくなるようなニュースが多いのも事実。

ただ挨拶をしないことで防犯になるとも思えません。昔と比べると、ご近所さんとの関係が希薄になっている昨今、ご近所付き合いが減少しているどころか、近所への関心自体が無くなってきていると思います。特に多くの世帯が入るマンションでは、知らないのが当然といった風潮もあります。ですが、やはり防犯のために近所付き合いは必要だと思います。そのための第一歩が挨拶ではないでしょうか。そのためにも、まずはご近所さんに興味を持つこと自体が一番大事なのかもしれませんね。

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