千葉が初優勝!プロチームとしては大会史上初!!

バスケットボールの全日本総合選手権(オールジャパン2017)は最終日の9日、東京・国立代々木競技場で男子決勝が行われ、Bリーグ1部の千葉ジェッツが、昨年のNBL王者・川崎ブレイブサンダースを88-66で破り初優勝を果たした。企業を母体としないチームの優勝は、第50回大会(1975年)を制した明大以来42年ぶりで、プロチームの優勝は大会史上初となる。千葉は第2クオーターに逆転して10点をリード。その後も安定した守備から富樫やパーカー、ストーンらが着々と得点を重ね、川崎を圧倒した。

千葉が川崎を下して初の日本一!

今大会、番狂わせを次々に起こしてきた千葉が決勝でもBリーグ勝率トップの川崎に圧勝した。

序盤から千葉の守備が光り、川崎の得点源の辻らに圧力をかけ、自由にシュートを打たせない。次第に川崎のパスにズレが生じる。第2クオーター途中の約7分半の間に相手をフリースローの2点に抑え、一気にリードを広げると、結局、辻を3得点に封じるなど、千葉の富樫は「守備で勝った」と自賛した。

Bリーグでは、ここまで19勝10敗で東地区6チーム中3位。年末の川崎との2連戦で、ともに第1クオーターで10点以上の差をつけられて連敗したが、この苦杯を教訓に、今大会は「出だしからハードに守る」を徹することができた。

千葉は2010年にプロチームとして発足し、最初の2季はプロリーグのbjリーグに所属していた。現在Bリーグ東地区3位の千葉は、全日本総合選手権では15年の8強が最高成績だった。今大会では準々決勝でBリーグ東地区2位の栃木、準決勝では西地区1位の三河を撃破。そして決勝では中地区1位の川崎と、強豪を次々に破る下剋上でBリーグ発足後最初のタイトルを制覇した。千葉はチーム創設6年目にして初のタイトル獲得。今大会は今年で92回目を迎えるが、プロチームが日本一に輝くのは史上初となった。

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