中田英寿氏が国際サッカー評議会の諮問委員に!

元サッカー日本代表の中田英寿氏が、国際サッカー連盟(FIFA)の諮問機関で競技規則などを決める「国際サッカー評議会(IFAB)」の諮問委員にアジア代表として任命され、既に活動していることが、6日に分かった。これはFIFAからオファーを受けて快諾したもので、10日のFIFA理事会で討議される2026年大会のW杯出場国枠拡大について、中田氏が賛成の立場であることも判明された。

前FIFA会長のゼップ・ブラッター氏が汚職問題で活動停止になったことを受け、昨年2月にジャンニ・インファンティノ氏が新会長に就任。組織の浄化を進める中で、世界的に活躍した中田氏にアジアの顔として白羽の矢が立った。

IFAB(国際サッカー評議会)とは、、、

IFABとはW杯、各国リーグなどのルール、競技規則を決める組織。諮問委員には元フランス代表MFクリスティアン・カランブー氏、元審判員のピエルルイジ・コリーナ氏ら各大陸連盟の代表が名を連ねる。FIFA技術部門トップの元オランダ代表FWマルコ・ファンバステン氏も加わり、定期的に会議を開催。昨年12月のクラブW杯で話題になったビデオ判定・VARs(ビデオアシスタントレフェリー)も同組織での討議で決まっている。

中田氏の意見がW杯出場国枠拡大に大きく影響?

IFABの諮問委員に就任した中田氏は、FIFAが提案し、サッカー界の検討課題となっている2026年大会のW杯出場国枠拡大(32→40または48)について、賛同の意思を表していることも判明した。

中田氏自身も、1998年のフランスW杯の時に出場国枠が24から32か国へ増えたことで、アジアの第3代表として初めて出場することができ、その後のイタリア移籍に繋がった。また、様々な国や多くの選手に可能性が広がることが世界のサッカーの発展には必要と考えているようだ。

2006年に現役引退した後はサッカーを離れた活動が多かった中田氏だが、指導者やクラブ経営者とは違った立場でサッカーの発展に寄与したいとの思いは強い。知名度、発言力はアジア随一で、スイス出身の新会長とはイタリア語で直接やり取りできる関係とのこと。FIFA内部でも今後、存在感を増していく可能性は十分にある。

出場枠拡大問題が討議される10日のFIFA理事会を前に、選手を代表した前向きな発言が大きな影響を与えそうだ。

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