準々決勝はガンバ大阪戦。今季五度目の対戦の結果は、、、

横浜Fマリノスの準々決勝の相手は、史上初の天皇杯3連覇を目指すガンバ大阪。両チームの対戦は今季5度目。Jリーグで2度、ルヴァンカップの準決勝で2度対戦し、4試合の結果は1勝3分けと横浜FMが勝ち越している。しかし、決勝進出をかけたYBCルヴァンカップ準決勝では、2戦とも引き分けに終わるもアウェイゴールの差でG大阪に決勝進出の座を譲ることになった。横浜Fマリノスとしてはこの天皇杯で借りを返したいところ。

マリノスは自身初のJリーグベストイレブンに選出された齋藤学や、今季限りで退団が決定している小林祐三が先発し、左ヒザじん帯損傷の中村俊輔はベンチスタート。

前半はマリノスのペースが続き、前田直輝や齋藤学が効果的な攻めを展開するも、ゴールを割ることはできず、前半をスコアレスで折り返した。後半もマリノスペースで試合が進むと、後半18分にペナルティエリア内で斎藤学が倒されPKを獲得。このPKを斎藤学が落ち着いて決め、マリノスが先制する。

その後もガンバ大阪の攻撃をしのいでいたマリノスだったが、勝利目前の後半42分、コーナーキックからG大阪に粘られ、今野に同点ゴールを奪われてしまう。

後半アディショナルタイム、天野の劇的弾で勝利!!

延長戦突入かと思われた後半アディショナルタイム6分、失点直後に投入された中村俊輔から右サイドに展開。ドリブルで駆け上がった前田直輝から中央にパスが出ると、天野純の降りぬいた左足から劇的なゴールが生まれた。

天野は1点リードしていた後半23分にゴールネットを揺らしたロングシュートを決めたものの、惜しくもオフサイド判定により取り消されていたが、この時には打てば入る感覚があったと言う。天野のゴールは11月12日に行われた天皇杯4回戦のアルビレックス新潟戦での決勝弾に続く、2戦連続のアディショナルタイムの劇的弾となった。

これにより、ガンバ大阪の天皇杯3連覇の夢は潰え、マリノスが準決勝に駒を進めた。

3シーズンぶりの天皇杯制覇へ!!

2016年シーズンを10位と低迷したマリノスは、今オフに監督続投による選手の反発や主力選手の去就など、様々な報道が流れたため、クラブがファンやサポーターに対して声明文を出すなど事態が起きていた。これにより目に見える動揺も伺えたマリノスイレブンのモチベーションは高いとは言い難かった。

だからこそ、そういった雑音を吹き飛ばすために、今回の勝利は大きいものと言える。準決勝の相手は先日のクラブW杯で準優勝に輝いた鹿島アントラーズ。相手にとって不足なし。是非タイトルを獲得して、強いマリノスを取り戻してほしい!

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