脇役のパクチーが今年は主役に!!

食に関する調査などを行うぐるなび総研(東京)は5日、2016年に話題となった「今年の一皿」に、パクチーを使った料理を選んだ。

パクチーは独特の強い香りのある野菜で、薬味として「脇役」のイメージがあるが、最近はサラダや鍋などに山盛りで入れる「主役」に扱う料理もあり、人気が広がっている。今年の一皿は14年から発表されている。

「今年の一皿」は飲食店の情報サイト「ぐるなび」の利用者が検索した言葉などを基に、今年は15の食べ物、飲料が候補になった。パクチー以外では、国産ブドウを使った「日本ワイン」や、リオ五輪が開かれたブラジルの肉料理「シュラスコ」などの評価が高かった。

14年の一皿は、野生のシカやイノシシなどの食肉を調理した「ジビエ料理」、15年はサンドイッチのようにご飯で具材を挟む「おにぎらず」だった。

▽今年の一皿「パクチー料理」
▽準大賞「日本ワイン」
▽特別国際賞「シュラスコ」
▽特別賞「こうじ甘酒」「進化形餃子」「ローストビーフ丼」

愛好家「パクチスト」も登場!!「追パク」なる言葉も!!

パクチー料理は今年、愛好家を「パクチスト」、パクチーを追加することを「追パク」と呼ぶ造語も生まれるほど人気に。飲食店のほか、レトルト食品やスナック菓子などの商品化も進み、消費者の目に触れる機会が増え、また一般家庭にも広く浸透したことも受賞の理由となった。ぐるなび総研では、パクチーをはじめとするさまざまな野菜が、これまで以上に食事の中心的な存在として取り入れられることが期待されます。

パクチーはセリ科の一年草で、以前までは英語に従って、果実や葉を乾燥したものを香辛料として「コリアンダー」と呼ばれていましたが、1990年代頃からエスニック料理の店が増えるとともに、生食する葉を指して「パクチー」(タイ語)で呼ばれることが多くなった。葉や茎に独特の芳香がある。また、熟した果実にはレモンにも似た香りがある。英語のコリアンダーの語源は、古典ギリシア語でカメムシを意味する 「Koriannon」 からきており、パクチーの葉や茎の香りが、カメムシの匂いと似ていることに由来するというだけあって、苦手にしている人も多い。ベトナムや中国、メキシコなどさまざまな国の料理に利用されており、その国の一つタイでは、葉から根まですべてを使用するという。

ニオイがキツイ食べ物でお馴染みのパクチーですが、パクチーには消臭効果がある事が分かっています。パクチーは体臭の原因となる活性化酸素の活動を止める作用があり、体臭が気になる人は是非食べておきたい食材の一つです。また鉛などの重金属を体外に排出する作用があることもわかり、抗酸化力に優れた野菜と言われています。その抗酸化作用は大豆の10倍とも。しかも、パクチーを食べると汗とパクチーの成分が放出されて虫を遠ざる防虫効果があるそうで、タイ人は蚊に刺されないと言われているそうです。

実は身体にもいいパクチー。いまでは様々な料理が登場しているので、これまで苦手だった方もチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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