鹿島・柴崎、今冬スペイン移籍?!

鹿島MF柴崎岳が今冬、欧州挑戦に踏み切る可能性が3日、浮上した。複数の関係者によると、海外志向の強い柴崎がスペインリーグへの移籍を希望。現在2部のエルチェ、ヘタフェが興味を示しているという。エルチェは14-15年シーズンまで1部に所属。現在は勝ち点22で2部の8位につけ、自動昇格圏の2位ジローナを勝ち点5差で追う。ヘタフェは今季2部に降格も、1年での復帰を目指して現在5位。ともに来季の昇格を狙える立場だ。スペイン2部は外国人枠が「2」しかないため、調整が検討されているという。

これまでも年2回の移籍市場で海外挑戦を目指していた柴崎だが、話が出ては消えてきた。欧州事情に詳しい代理人によると、14年末にセリエAパルマへの移籍が模索されたが、財政危機(翌年3月に破産)で破談。15年にはドイツ1部ハンブルガーSVから興味を示された。強化担当が6月のW杯2次予選シンガポール戦、8月の東アジア杯を極秘視察。当時、日本代表だった柴崎をチェックした。フランクフルトも、10月のナビスコ杯決勝にスタッフを派遣。だが、両者とも正式オファーに発展しなかった。

迎えた16年。柴崎は関係者に「鹿島で優勝してから海外に行く」と言うようになった。鹿島との契約は現在、延長提示にサインして18年1月まで延びている。ただし、これは置きみやげに移籍金を残すため。クラブは慰留に全力を挙げる予定だが、近年はDF内田やFW大迫の移籍を容認した。オファーが届けば、親心で送り出される可能性はある。

浦和・槙野には中国名門チームから破格オファー?!

中国1部でリーグ6連覇中の名門・広州恒大が、浦和の日本代表DF槙野智章の獲得に乗り出していることが、分かった。アジアでの覇権奪回をもくろむ広州側は球際での激しいプレーと積極的な攻撃参加が売りの槙野をリストアップ。年俸は言い値という破格の待遇で、獲得オファーの準備を水面下で進めているという。ブラジル代表監督などを歴任した名将ルイス・フェリペ・スコラーリ監督直々の指名を受けているという話も。

潤沢な資金力を背景に有力選手の“爆買い”を繰り返してきた広州恒大だが、連覇を目指した今季のACLは1次リーグ敗退に終わった。そこに立ちはだかったのが、浦和の槙野だった。浦和が勝利した4月5日の敵地戦では移籍金約4200万ユーロ(当時約53億円)で獲得したコロンビア代表FWジャクソン・マルティネスらを封じ込められた。「お金では買えない団結力、チーム力がある」と勝ち誇った屈強なDFに、中国王者もほれ込んだようだ。

12年にケルンから移籍した槙野は、今や浦和に欠かせない戦力として躍進に貢献してきた。昨季はサウジアラビア1部の強豪アルナスルが年俸約5億円で獲得に乗り出したが、「やるべきことはまだまだある。ここには、それ(お金)以外の価値がある」と固辞するなど浦和への思いはいちずだ。ハリルホジッチ監督にも“デュエル”を高評価される日本代表DFの去就に注目が集まる。

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