横浜DeNAの筒香嘉智外野手が１日、横浜市内の球団事務所で契約更改に臨み、２億円増の年俸３億円でサインした。３億円は球団の日本人野手では過去最高額。筒香は「考えられないくらい上げていただいた。気持ちよく（サイン）させてもらった」と笑顔を見せた。

それでも「（チームが）リーグ３位で終わり、満足はしていない。もっと自分の能力を上げ、子どもたちに夢を与える活躍をしないと」と強調した。

誰もが納得する成績だ。プロ7年目の今季は不動の四番として、44本塁打、110打点の２冠を達成し、打率.322もリーグ３位。主将としてもチームをけん引。球団史上初のＣＳ進出に大きく貢献した。

高田ＧＭは「山田（ヤクルト）、柳田（ソフトバンク）のように打って走れるのがいい選手」と走攻守３部門に秀でることを重視する。それでも「あれだけ打点を稼いだら（山田、柳田と）同じくらいの評価になるよね」と“一芸”に球界最高峰の評価を与えた。

今季まで日本人最高年俸だった三浦は引退。すでに年俸２億３０００万円の２年契約を結んだロペスを超えて、筒香が球団最高年俸になるのは濃厚。名実ともに横浜の顔になる。