サッカーにおける外国人枠問題
各国のリーグ戦における外国人助っ人はチーム力向上のためには必須です。イギリスでは、EU離脱問題もあり、この外国籍枠の問題が話題になっています。日本をはじめ、いくつかの国のリーグ戦における外国籍枠についてまとめていきます。
日本の登録数は5名まで
現在の日本のルールでは、外国籍枠は3+1+1。というのも、国籍を問わない枠が3、アジアサッカー連盟に加盟している国の選手枠が1、提携国枠が1ということです。国籍を問わない3枠は文字通りどこの国の選手でも構いません。アジア枠は上記の3枠とは別に設けられた枠で韓国籍やオーストラリア籍の選手が多い印象です。さらに、タイ、ベトナム、シンガポール、ミャンマー、カンボジア、インドネシア、イラン、マレーシアの8か国の提携国枠というのがあり、サッカー新興国の発展を狙って設けられた枠があります。ベトナム人選手を獲得するチームがいくつかありましたね。出場はこの中の4名までと縛りがありますが、この枠とは別にもうひと枠あるのが在日枠です。日本の義務教育課程を終えるか、高校もしくは大学に在籍中の選手を外国籍と扱わずに登録できるシステムです。
日本人在籍数の多いドイツは?
近年、日本人選手の活躍が目立つドイツのブンデスリーガ。このリーグでの外国籍枠はドイツ国籍が6名、地元育成枠が6名でそれ以外の12名は縛りがありません。ほかのリーグと比べると規制もゆるく、移籍しやすい環境でもあります。ガンバ大阪の宇佐美選手もこの夏、移籍をするようですね。活躍が楽しみです。
イングランドプレミアリーグは?
今シーズン、奇跡の優勝を成し遂げたレスター・シティ。日本人の岡崎選手も所属しております。プレミアリーグは就労ビザの関係もあり、なかなか日本人が移籍するのが大変です。EUとEFTAの加盟国籍選手は外国籍枠としないとし、これはイタリアのセリエAと同様です。しかし、外国籍枠には就労ビザによって制限が加えられています。かつて、日本人でも宮本選手や三都主アレサンドロ選手、伊藤選手の移籍が契約まで至りながら実現しなかった例もあります。自国の代表として75%の出場しなければビザが発行されないのです。今後の日本サッカー界の発展のためにどんどん海外で活躍してほしいですね。
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