皆さん、「ポタリング」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか？
少し聞き慣れないこの言葉、実は最近あるデート方法として話題の言葉なのです。

ポタリングとは英語のpotter（ぶらつく、ぷらぷらする）から派生した造語でその内容はというと、自転車での散策をゆっくりと楽しむこと、なんだそうです。
なんだ、それならポタリングという言葉が派生する前からやってるよ、なんて方もいらっしゃるかもしれませんね。

身近な自転車を使ってのデートは徒歩での移動に比べると行動範囲がぐんと広がり、車では入れない路地を通ったり、普段の散策よりちょっと遠くまで足を延ばしてお出かけ、なんてことも気軽にできちゃいます。
そこで今回は二人の共通の趣味にもなってゆっくり気軽に楽しめ、運動不足解消にもなっちゃうポタリングデートについてご紹介したいと思います。

まずポタリングデートに必要不可欠なもの、そう、自転車です。
これは都内在住の方であれば自宅からマイ自転車で、なんてことも可能でしょうが、目的のデートスポットまで自転車を持って移動できない、という方には都内でのレンタサイクルを活用すれば、移動の煩わしさもなく気軽にポタリングデートを楽しむが出来るのでご安心を。

メジャーなポタリングスポットとしては代々木公園サイクルセンターを利用するのがオススメです。
ちなみにこの代々木公園のサイクルセンターには昔懐かしい2人乗り自転車もあり、今の世代の方達には逆に新鮮に映るかもしれません。
代々木公園は1周しても約2キロとポタリングにはやや距離は短いですが、それでも緑の多い公園内をゆったりと自転車で散策するのは気持ちが良いでしょうし、2人乗り自転車に乗ればお互いの距離も自然と近づくはずです。
また売店でソフトクリームを買って食べたりコーヒースタンドで一息、なんていうのも楽しそうですよね。
代々木公園であれば散策の後には渋谷や原宿へショッピングやディナーに出かけるにも便利なので、午前中はポタリング、午後からは原宿でショッピング、なんてデートプランも楽しそう。

＜代々木公園サイクルセンター＞
【住所】 渋谷区代々木神園町
【電話】 03-3465-6855
【料金】 大人用（14インチ以上補助なし）1時間210円、大人用2人乗り自転車（特殊自転車、2人乗り）最初の1周210円（以降30分毎、1周毎に100円の延長料金が発生）。子供用1時間100円（以降30分毎に50円の延長料金が発生）
【定休日】 月曜
【最寄駅】 原宿／明治神宮前＜原宿＞

散策デートに人気な谷根千（谷中、根津、千駄木）はポタリングにはもってこいのエリア。散策するのに必要な自転車は谷中の『tokyobike』が人気です。
このtokyobikeには東京を走るために独自に開発されたオリジナル自転車「トーキョーバイク」があり、実は自転車好きにはちょっと知られた存在で、tokyobike谷中店ではこのオリジナル自転車のレンタルサービスを行っているのも人気の秘密なんだとか。

谷中、根津、千駄木エリアは都内の下町情緒溢れる街並みが楽しめる人気のスポットで、寺町である谷中周辺には古い町並みがある一方ですこし散策の足を伸ばせば上野もすぐという立地により、外国人観光客にも人気があります。
このエリアを自転車を使って散策すれば街中散策から上野の美術館や博物館巡りまで1日で、疲れることなくゆっくりと楽しむことができるのでポタリングには最適のエリアと言えますね。

自転車での移動はまるで自分たちが谷根千エリアの住民になったような感覚も味わうことができ、ちょっと寄り道してお買い物、なんてときでもさっと自転車を停めて楽しめます。
また散策しながらちょっとスカイツリーまで行ってみる？なんてその日の気分で次第でプラン変更して散策できるのは自転車だからこその楽しみ方ですよね。

＜tokyobike gallery 谷中＞
【住所】東京都台東区谷中4-2-39
【電話】03-5809-0980
【営業時間】春夏11:00〜19:00、土日祝11:00〜18:00、秋冬12:00～18:00
【定休日】水曜、木曜（祝日の場合は営業）
【最寄駅】日暮里

ポタリングデートいかがでしたでしょうか。
細い裏路地を自転車で走っていると、今まで大通りを歩いていただけでは気づかなかった素敵なお店やスポットに出会うのもポタリングデートの魅力の一つ。
そして自転車があれば都内は意外と気軽にどこにでも行ける、というのが実際散策してみた方の感想なんだそうです。

ちょっと遠回りしてみたり、道に迷ったりといったアクシデントもパートナーと一緒なら新しい発見になったり、目にしたことを色々とおしゃべりしたりして会話も弾んだり、ときっと楽しい思い出となることでしょう。
次のお休みには二人でポタリングデートに赴き、自転車で街を散策する新鮮さと、行動範囲が広がることで電車や車、徒歩では気が付かなかった街の魅力を再発見してみてはいかがでしょうか？