賞金女王イ・ボミ選手、その強さは圧倒的!

2015年はまさに彼女のための1年に

昨年行われたゴルフ賞金女王祝賀セレモニーでひときわその注目を集めたイ・ボミ選手。
彼女は昨年、年間7賞を上げ2015年の部門別で見ても獲得賞金に始まり、平均ストローク数、パーオン率、平均パット数、パーセーブ率でも1位を獲得するなど、他の選手を大きく引き離しその圧倒的な強さを見せつけました。

2015年は念願であった賞金女王にもなりその他の分野でも素晴らしい成績を収めた彼女。
彼女は強さだけではなくその可愛らしい笑顔はスマイルキャンディの愛称でも知られており、アイドルなみの人気を誇る選手でもあります。
そんな彼女の強さの秘密とは一体どんなものなのでしょうか?
今回はイ・ボミ選手の強さの秘密とトレーニング方法についてご紹介したいと思います。

強さの影には大きなライバルの存在が

彼女の強さに専属キャディも驚いた

イ・ボミ選手は12歳の頃よりゴルフを始め、2007年にプロへ転向、2008年には韓国女子ツアーデビューを果たすと、2010年には3勝をあげ賞金女王の座を獲得します。
2011年からは日本のプロツアーにも参加し2015年までにメジャー2勝を含む15勝を達成しました。
その強さとは裏腹に、愛くるしいルックスとそのキュートな笑顔で日本でも人気は高く、雑誌『週刊ゴルフダイジェスト』(2014 No.31)の女子プロ人気投票で1位を獲得したこともあるそうです。

さてそんな可愛らしくも強さと実力を兼ね備えるイ・ボミ選手、2015年のその強さの秘密にはあるライバルの存在があったそうなのです。
その選手とは台湾のテレサ・ルー選手。
彼女はイ・ボミ選手より一足早く日本ツアーに参戦しており、優勝回数を増やしていく彼女をみて自分も負けたくない、彼女を上回る成績を収めたい!という気持ちが今回の素晴らしい結果を収める結果につながったんだとか。

そして彼女はツアーのレベルが上がりますます勝利を上げることが難しくなる中でもそのキュートな笑顔を忘れず、まさに「笑う門には福来たる」の格言の通り、年間7勝という素晴らしい成績を残したのです。
この結果には当初5勝すら難しいだろうと考えていた彼女の専属キャディ、清水重憲さんの予想を良い意味で裏切ることになり、彼らスタッフをも驚かせたそうです。

決して順風満帆ではなかった高校自体

ゴルフを出来なかった事が今の自分を支えている

いつでも笑顔を忘れないメンタルの強さ、それはどこから来ているのかという問に彼女はこんなことを答えています。
「高校1年の時、ゴルフを続けるのが経済的に厳しいのでやめてほしいと母に言われました。それで仕方なく1週間休んだのですが、これまで頑張ってきた努力を無駄にしたくない、このまま終わったらもったいないと強く思ったんです。それで、もう一度やらせてほしいとお願いして、これまで以上に取り組むようになりました。」
彼女は一時経済的な理由からそのゴルフへの道を閉ざされそうになった時、本当にゴルフをやりたいと強く思った、そのゴルフを出来ない空白の1週間が今の私を強くしてくれているのだと語っています。

そんな彼女が理想のスイングのために日々行っているトレーニングはスイングを録画して分析し、理想のスイングに近づける練習を繰り返すこと。
彼女の理想とするスイングは同じ韓国出身のアン・ソンジュ選手のものなんだとか。
彼女のスイングはコンパクトでありながらもインパクトは強い、というものですがこのスイング、非常に難しいそうで彼女はこのスイングを理想として日々トレーニングを行っているそうです。
また体幹を鍛えるトレーニングも積極的に行い、しっかりと筋肉もつけているんだとか。
そんな姿に専属トレーナーも彼女の素直さと、決して人のせいにしない所、探究心を持って自らの弱点を改善しようとする姿勢に感心しているそうです。

今年は昨年成し遂げられなかった公式戦での優勝を目標に掲げるイ・ボミ選手。
これからの活躍がますます期待される彼女からは2016年も目が離せませんね。

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