冬のお肌トラブル!早めの対策で万全のケアを
出典: エナジークエスト
そのスキンケアで大丈夫?
早めの対策で潤いを。
冬のお肌は1年で最も過酷な環境下にあった!
肌トラブル、特に乾燥肌を引き起こす原因には主に2つあり、1つめは肌をとりまく環境、2つめは間違ったスキンケアにるよるもの、です。
秋から冬、春にかけては湿度が低く、特に環境による影響によって肌は乾燥しやすい状態になります。
10月頃からすでに空気は乾燥し、お肌も乾燥し始めるのですが、症状が現れ肌トラブルのピークとなるのは1〜2月頃だと言われています。
ですから、お肌トラブルを感じた時にはすでにかなり悪化していることも多いのです。
更に冬のお肌はいくつかの影響により、四季の中で最も最悪の環境に置かれます。
具体的には、①冬になり気温が低下することによって毛細血管が収縮し血行が悪くなること、②汗や皮脂の分泌量の大幅な低下、③外気の乾燥による肌の水分の蒸発、④暖房による影響、⑤クリスマス、年末年始のイベント等による生活リズムの乱れ、等があげられます。
これらの影響により、冬にはお肌の保湿機能をはじめとする肌の健康を維持する機能そのものが低下し、特にダメージを受けやすい時期であるといえるのです。
スキンケアで大切なことは◯◯し過ぎないことだった!
日本人は毎日欠かさず入浴するなど、特に清潔志向が強い国民性だと言われています。
だからこそしっかりとケアしていると思いがちですが、実はそうではなく、むしろ肌に必要な成分まで洗い過ぎてしまうことで、無意識のうちに肌トラブルを起こしていることも少なくないのです。
またお風呂に浸かる温泉文化もあり、冬は寒さから身体を温めようとついつい長湯してしまいがちですが、これは皮脂が失われる原因にもなりかねません。
特に20代後半以降の女性や50代以降の男性は、皮脂の分泌が下がってくる時期ですので注意しましょう。また42度以上の熱いお風呂に浸かることも肌の乾燥を招くことになるので、お湯の温度設定にも気を配りましょう。
身体の中で特に乾燥しやすい部位、手・すね・かかとは、それぞれの部位によって置かれている肌の環境が異なりため、肌トラブル予防やケアの際にもそれぞれの部位に合わせた方法で行うようにするとより効果的です。
手は冬場になると感染症予防なども関係して特に洗う回数も増えることで皮脂が流れ落ちやすくなり、荒れや乾燥によるひび割れなどを起こしやすい部位です。
手についた水分はよく拭くようにし、乾燥やカサつきを感じたらハンドクリームで早めにケアしましょう。特に乾燥がひどい場合はパンテノール入りの薬用クリームなども効果的です。
すねはそもそもお肌の中では油脂があまり出ない部位であり、自然に乾燥しやすく気がついたらカサカサとして白っぽい粉をふく「粉ふき肌」になってしまったり、亀裂が入ってしまったりすることがあります。
予防のためには入浴した際にこすったりして洗い過ぎないこと、入浴後や外出前にはヘパリン類似物質などを含む治療薬などを塗ってケアをするようにしましょう。
かかとは皮脂の分泌がほとんどなく、普段から乾燥しやすい部位です。また身体を支えるために全体重がかかっているので、保護するために皮膚が厚くなりがちです。そのため乾燥するとひび割れやすく、悪化すると切れて出血する場合もあります。
ケアをする際は外出前などに薬やクリームを塗ってしまうとベタついてしまうので、入浴後の柔らかくなった状態の時にケアすると良いでしょう。薬やクリームを塗った後は靴下を履くようにすると、浸透もよくなり保湿にもより効果的です。
冬のケアで重要な2つのポイントとは?
冬場の肌トラブルは環境も影響してなかなか改善しにくく、春になるまでずっと肌トラブルを抱えたまま、という方も多くいらっしゃるようです。
冷たい外気と乾燥した空気にさらされ続ける冬に健康的な肌を維持するためには「肌を乾燥から守ること」、「肌の細胞を活性化させること」が特に重要なポイントとなります。
そのためにはまず肌を清潔に保ち、クレンジングや洗顔をする際は洗浄力の強すぎるものを使用したり、肌を強く刺激したり、こするようなケアをしないよう心がけましょう。
肌に対する過剰な刺激は、角質層の保湿機能やバリア機能を低下させ、肌の乾燥を引き起こしかねません。
次に寒さによって悪くなった毛細血管の血流を改善し、肌の細胞を活性化させてターンオーバー(新陳代謝)をスムーズにすることです。
肌のターンオーバーをサポートし活性化することで潤い成分もその過程でつくられ、乾燥から守ることにも繋がります。
血流を良くするためには、入浴で温まり柔らかくなった肌を優しくマッサージすると良いでしょう。
その際、目の周りは特に肌が薄くデリケートな部分ですので、あまり力を入れず優しく円を描くように行いましょう。
また入浴後は乳液やクリーム、美容液などを使用してお肌に潤いのベールをつくり乾燥を防ぎましょう。
化粧水は水分は多いのですが、肌の表面上にしか潤いを与えません。肌は消化器官ではないのでその表面から水分を補給することはないのです。
あくまでもケアの下準備として利用し、化粧水だけのケアは行わないようにしたほうが良いでしょう。
皮脂が少ない方は、天然のオイルなどを利用して皮脂を補充してあげると水分の蒸発を防ぎ、より潤いを保つ効果が得られます。
冬はお肌にとっては厳しい環境ですが、イベントも多く1年で最も心躍る時期でもあります。
肌トラブルに悩まされて楽しさを半減させてしまわないよう、正しいスキンケアを心がけ、心ゆくまで楽しみましょう。
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