箱根路に再び青学旋風が巻き起こる!

今年も圧勝の青山学院大学!

先日行われた第92回箱根駅伝で、青山学院大学が2年連続で総合優勝を果たしました。
しかも、1区から一度も首位を譲らない完全優勝。

この完全優勝を成し遂げたのは39年ぶりの快挙です。まさに他の追随を許さない圧巻の走りですよね。
青山学院大は今では大学駅伝のトップに君臨するチームですが、数年前までは予選落ちが続く弱小校でした。
そんなチームを変えたのが原晋監督です。

原監督は大学時代は陸上部ではあったものの、箱根駅伝は経験していません。
更に監督に就任する前は、指導者ではなく、営業職のサラリーマンだったという異色の経歴の持ち主です。
そんな原監督が行ったチーム改革は陸上界の常識にとらわれない、型破りな指導法がありました。

実績よりも人間性を重視したスカウティング

その選ぶ基準とは?

原監督は2004年から監督就任。
大学側から3年で結果を残して欲しいという、厳しい条件を出されていました。
しかしすぐには結果が出せず、3年目の予選会では16位と惨敗。
「話が違う」と大学側からは廃部も検討されるほどの危機に陥ったのです。

その原因には短期間で結果を残すべく、実績を重視しすぎて学業との両立、そして規律と厳しい鍛練に順応出来ない選手をスカウティングしていたところにありました。
その反省を生かして、原監督は実績よりも人間性を重視したスカウティングに移行。
『しゃべれない、暗い、頭の悪い選手は取らない。』
これを念頭に顔つき、生命力を感じることを重視して選手を選んでいったそうです。
その結果、素直で伸びしろの大きい選手達が増え、チーム力が見違えるように上がっていきました。

その方針は怒らない指導。

雰囲気を大切にするチーム作り

青山学院大はチームの雰囲気が非常に良いことが特徴でもあります。
上下関係、監督・コーチとの壁は薄く、とても話やすい環境で、チーム内は常に笑顔で溢れています。
毎朝お菓子の差し入れもあるほどです。

原監督と選手は自分の彼女の話もできる程、なんでも話せる間柄。社交的な人柄が浸透しているのです。
そして練習中はめったに怒りません。選手たちを萎縮させず、のびのびと練習させています。

しかし、ただ単に雰囲気が良いだけでなく、その中にも規律をしっかりと設け、目標設定を明確にさせる細やかさもあります。
その結果、選手達の自主性を育ませていきました。
また、トレーニング法も従来の陸上部的な準備運動、筋トレ、腕振りのトレーニングは完全排除し、体幹トレーニング、動的ストレッチなどを取り入れ、陸上界の常識とらわれない革新を起こしています。

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