オリンピックの7人制ラグビー

ラグビーは、長い年月の中で多くの様式がうまれました。ラグビーリーグ、ビーチラグビー、タグラグビーなどが行われていますが、主なものとして15人制のラグビーユニオンと7人制ラグビー(セブンズ)の2つが行われています。これらは、タックル、後方へのパス、スクラムなどの基本的なルールが共有されていますが、チームあたりの選手の数が異なります。

7人制ラグビーでは、広いフィールドを使ってスピード感のあるダイナミックな試合が14分間(7分ハーフ)にわたり展開されます。選手は、15人制ラグビーよりもさらに多くのスプリントやスピードが求められ、また多くのトライを決めるためダイナミックで見応えのあるプレーが特徴です。得点方法は15人制ラグビーと同じ方法で、トライには5点、トライ後のコンバージョンゴールには2点、ドロップゴールまたはペナルティゴールには3点が与えられます。

オリンピックでの歴史

ラグビーのオリンピックの歴史は、いくつか分けられます。最初、ラグビーは15人制種目としてパリ1900で実施され、ロンドン1908、アントワープ1920、パリ1924でも行われ、それぞれフランス、オーストララシア(オーストラリアとニュージーランドの選手の組み合わせ)、そしてアメリカ合衆国が2度優勝。しかし、その後オリンピックではラグビーがしばらく実施されませんでした。

2009年の国際オリンピック委員会(IOC)の決定により、リオ2016オリンピックから、ラグビーは7人制としてオリンピックの舞台に復帰を果たし、東京2020では女子種目でニュージーランドが金メダル、男子種目でフィジーが2大会連続の金メダルを獲得しています。

がんばれ!ラグビーセブンズ日本代表

男女でオリンピック出場権を獲得しているラグビーセブンズ日本代表は、2023年に行われたワールドラグビーセブンズシリーズをはじめ、ワールドラグビーが公認する国際トーナメントで得られたポイントに基づくオリンピックシーディングにより、男子はプールAに入り、トップシードのニュージーランドやアイルランド、南アフリカと同組となっています。また、女子はプールCに入り、開催国代表のフランスをはじめ、アメリカ合衆国、ブラジルが同居しています。

ラグビーセブンズの競技は男子が開会式2日前の24日より、女子が29日より始まる。

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