プロ野球のトレードとは

プロ野球のトレードとは球団同士の合意の上で選手を交換・譲渡することを言います。通常、トレード期間は前の年のシーズン終了後から翌年の7月31日までの間に行うように期限が設定されています。

トレードは、大きく分けて以下の4つの種類に分けることができます。

①交換トレード
選手同士を交換するトレードで多くのトレードはこの形で行われます。1:1で行われるトレードもあれば、1:2や1:3で行われるトレードもあり、トレードに出される選手の実績や球団の補強ポイントによって、人数が変わるのが特徴です。

②金銭トレード
交換トレードの次に多く行われるのが金銭トレードです。これは選手同士ではなく、選手とお金を交換します。トレード相手の球団にめぼしい選手がいなかった場合や、球団が何らかの理由で金銭を必要としている場合に行われます。

③三角トレード
通常トレードは2球団間で行われますが、稀に3球団の間で行われる三角トレードもあります。また、三角トレードの場合のみルーキーをトレードに出してはいけないというルールがつきます。

④無償トレード
選手、金銭の代償をなしに選手を譲渡するのが無償トレードです。

トレードのメリット・デメリット

トレードを行った球団は、弱点を補強できるという大きなメリットがあります。トレード以外にも戦力を補強する手段はありますが、シーズン中に即戦力になる選手を獲得する方法はトレードしかありません。

しかし、トレードでは即戦力となる選手の代わりに自分のチームの若手の有望株選手をトレードに出すこともあるので、長期的なチーム強化という点ではデメリットであると言えます。

選手視点だと、選手が得られる最も大きなメリットは環境を変えられるという点です。素質や能力はあるのになかなか1軍に昇格できない選手がトレードで移籍して突然、1軍で活躍することなどは珍しくありません。環境を変えることで選手の出場機会も増えます。

関連するまとめ

選抜高校野球 死闘となった引き分け再試合を振り返る

史上初2試合連続の引き分け再試合となった今年の選抜高校野球。 そこで過去のセンバツで、引き分け再試合となった…

高校野球名門校列伝〜常総学院編〜

木内マジックで人気ある常総学院をご紹介します。

ベイスターズ、優勝への道2018 vol.08 〜投手陣崩壊?!広島戦〜

1つ1つの勝ち星が今年こそ日本一につながると信じて 『4月24~26日、広島カープ戦』

関連するキーワード