プロテインの語源はギリシャ語で「もっとも大切なもの」という意味の「proteios」で、英語では「タンパク質」という意味になります。日本では粉末状やパウダー状のものをプロテインと呼ぶことが多いです。

タンパク質は筋肉を作るイメージが強めですが、爪や髪の毛、肌、ホルモン、血液、内臓なども作る材料でもあり体の多くの部分をタンパク質が作っています。肌荒れや髪のパサつき、爪割れ、筋力低下、女性ホルモンの乱れからくるメンタルが不安定になる症状も、もしかしたらタンパク質不足からきているものかもしれません。

タンパク質は髪の毛や爪をつくる材料なので女性がタンパク質を適切に摂ることは美しく健やかでいるためにも大切なことなんです。

ダイエットだからといって食事を過度に制限するとタンパク質不足になり爪や髪の毛にも影響が出てしまいます。ツヤのない髪の毛や肌、ボロボロの爪は美しくないですから、普段からタンパク質を十分に補い健康的な美しさを保っていきましょう。

美しいボディラインになるためには余分な脂肪を落とすだけでなく、程よい筋量を付けて引き締まった身体が必要です。

筋肉はタンパク質を材料に作られているので、運動を行った後にタンパク質を摂取することで傷ついた筋肉の合成を助けてくれます。特に運動後30分～60分は消化吸収能力が下がっているため、素早くリカバリーをするのに粉末状のものやゼリー状のプロテインは効果的です。

プロテインは基本的に高タンパク、低脂質、低糖質で他の栄養成分も含まれています。食事だけでは摂りきれなかったタンパク質を低カロリーで補えるので、飲み方や性質を知った上で飲めばプロテインはダイエットする方の強い味方となります。しかし、飲み方を間違えると、逆効果になることもあります。

まず、タンパク質もカロリーを含んでいます。タンパク質は1gで4kcalを含んでいるので、3食しっかり食べて運動もせずにプロテインを飲んでると消費カロリーより摂取カロリーが上回ってしまいます。この場合、カロリーオーバーになり普通に太ります。

そして、タンパク質は脂肪にも変換されることもあります。1日で蓄えられるタンパク質量は決まっています。このため、何も気にせずにたくさんタンパク質を取ってしまうと余った分は脂肪として体内に蓄えられてしまいます。

不足すると様々な症状が出てしまいますが、取りすぎも良く無いということです。プロテインは普段タンパク質が不足気味の方が“補う”という考え方で利用するのがよいでしょう。