野球の「ベストナイン」とは

ベストナインは日本プロ野球にある選手表彰の1つで、シーズンを通してそれぞれのポジションで最も好成績を残した選手に与えられます。

「投手・捕手・一塁手・二塁手・三塁手・外野手」のポジションが選ばれます。指名打者にも表彰があり、「ベストDH賞」としてベストナインとは区別されます。

「ベストナイン」の選出方法

ベストナインはオールスターのようにファンの投票ではなく、「記者による投票制」で選出されます。

投票資格を持つ記者は全国の新聞・通信・放送各社に所属しており、5年以上プロ野球を担当しているものと定められています。

人数の少ない記者投票のため各ポジションの最多得票が複数の選手となり、1ポジションで2名の選手が選出されることもあるそうです。

セリーグのベストナイン2023

ピッチャーは、最多勝と最高勝率のタイトルを獲得したDeNAの東克樹投手がプロ6年目で初受賞。

キャッチャーは、巨人の大城卓三選手が3年ぶり2回目の受賞。

ファーストは、最高出塁率のタイトルを獲得した阪神の大山悠輔選手が7年目で初受賞。

セカンドは、最多安打のタイトルを獲得したDeNAの牧秀悟選手が2年連続2回目の受賞。

サードは、首位打者のタイトルを獲得したDeNAの宮崎敏郎選手が5年ぶり3回目。

ショートは、阪神の木浪聖也選手がプロ5年目で初受賞。

外野手では、盗塁王のタイトルを獲得した阪神の近本光司選手が3年連続3回目。広島からFAでオリックスへの移籍が決まった西川龍馬選手が8年目で初受賞。中日の岡林勇希選手が2年連続2回目の受賞となっています。

パリーグのベストナイン2023

ピッチャーは、3年連続で先発投手の主要タイトル4つを獲得して「沢村賞」にも選ばれ、ポスティングシステムを使った大リーグへの移籍を目指すオリックスの山本由伸投手が3年連続3回目の受賞。

キャッチャーは、オリックスの森友哉選手が2年ぶり4回目。

ファーストは、プロ5年目で初のタイトルとなる首位打者を獲得したオリックスの頓宮裕真選手が初受賞。

セカンドは、ホームラン王に輝いた楽天の浅村栄斗選手が2年連続7回目の受賞。

サードは、オリックスの宗佑磨選手が3年連続3回目。

ショートもオリックスの紅林弘太郎選手がプロ4年目で初受賞。

外野手は、ホームラン王と打点王、最高出塁率のタイトルを獲得したソフトバンクの近藤健介選手が3年ぶり2回目の受賞。日本ハムの万波中正選手がプロ5年目で初受賞。最多安打のタイトルを獲得したソフトバンクの柳田悠岐選手が4年連続8回目の受賞。

指名打者は、浅村選手、近藤選手とともにホームラン王のタイトルを獲得したロッテのポランコ選手が来日2年目で初めて受賞しました。

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