良質な睡眠がダイエットに与えるメリット

脂肪の代謝を促進する

睡眠中に多く分泌される「成長ホルモン」は、筋肉や骨などの成長に関わるだけでなく、脂肪細胞を分解する作用があります。

成長ホルモンの分泌量のピークは、眠りについてから3時間後だと言われており、とくに22時~深夜2時に多く分泌されます。この時間帯に睡眠をとることで、脂肪が減りやすくなると言われています。

食欲をコントロールする

食欲を高める「グレリン」と食欲を抑える「レプチン」。これらの分泌は、睡眠時間と関係しています。睡眠時間が短くなると、グレリンの分泌量が増えレプチンの分泌量が減るため、過食しやすくなります。

グレリンとレプチンのバランスを整え、食欲をコントロールするには、睡眠を十分にとることが大切です。

睡眠の質を上げるために

23時までに就寝

成長ホルモンは、22時~深夜2時をピークに多く分泌されます。遅くても23時までに就寝し、成長ホルモンの分泌に合った睡眠をとりましょう。

体を温めてから眠る

就寝中は、体温の低下に伴って眠りが深まります。

就寝前に体温を上げておくことで、
体が熱を外に逃がそうと働く→体温が低下する
ということが起き、深い眠りに入りやすくなるでしょう。

体を温める方法としては、就寝2時間ほど前に入浴、温かい飲み物を飲む、湯たんぽで布団を温めるなどが挙げられます。

就寝前はアルコールやカフェインを避ける

就寝前には、お酒やカフェインが入った飲み物(コーヒー・お茶・栄養ドリンク)は避け、白湯やノンカフェインのハーブティーなどを選びましょう。

アルコール…深い眠りに入りにくくなり睡眠の質を低下させる
カフェイン…3〜4時間ほど持続する覚醒作用によって入眠を妨げる

7時間睡眠を心がける

ダイエットのために睡眠の質を上げても、睡眠時間が足りていない場合、効果は出にくくなります。

個人差はありますが、1日あたりに必要な睡眠時間は、おおよそ6~8時間ほどです。まずは、毎日7時間の睡眠をとるように心がけましょう。

関連するまとめ

ダイエットは食事を見直すことから?!栄養不足を解消しよう!

食事制限ダイエットをしているのに全然痩せないという方、実は栄養不足が原因かもしれません。ダイエットのやり方の…

ご近所を回るだけでもダイエット効果はある?!効果的な「散歩」の仕方

実は「散歩」にもダイエット効果はしっかりあるんです。ただ適当に歩いているようでは、あまり効果はありません。ど…

コロナ疲れで「胃もたれ」を感じる方が増えてる?!

最近は“コロナ疲れ”なんて言葉も耳にするようになりましたが、そのストレスで「胃もたれ」など、いろいろな弊害が…

関連するキーワード