筋肉と脂肪の重さの違いとは
筋肉と脂肪の重さの違い
筋肉と脂肪の重さの違いは、同じ重さや大きさで比較するとわかりやすいようです。同じ重さの筋肉と脂肪では、1㎏あたり体積にして201㎤ほど筋肉より脂肪が大きくなります。
筋肉と脂肪を同じ大きさで比較した場合、筋肉は脂肪よりも重く、密度も筋肉が脂肪の1.2倍ほど高い状態です。筋肉と脂肪に重さの違いがでる理由は、筋肉や脂肪を構成する組織の密度が違うことにあります。
重さが違う理由
筋肉と脂肪の重さが違う理由は、筋肉や脂肪を構成する組織の密度や重さが異なるためです。
筋肉は筋繊維と呼ばれる繊維状の細胞で、筋繊維には密度が大きく水よりも重い性質があります。一方、脂肪は脂肪細胞に貯えられる脂質や脂肪酸の総称で、脂質の特長は密度が小さく水よりも軽いことです。筋繊も脂肪も蓄えられる場所や性質次第で重さや密度が微妙に異なりますが、いずれの場合も筋肉は脂肪よりも重量があります。
筋肉と脂肪を体積で比較すると、脂肪は筋肉よりも1㎏あたり約201㎤大きいです。201㎤の違いとは、10×10㎝四方の立体に換算するとおおよそ高さ2㎝の差になります。
水は1㎏あたり1000㎤の体積で、筋肉は水と比べると体積が小さく、脂肪は水より体積が大きくなります。筋肉や脂肪の体積も重量と同様で、蓄えられる場所や性質による大きさの違いはほぼありません。
密度の比較
筋肉と脂肪の密度を比較すると、筋肉は2割ほど脂肪よりも密度が高くなります。
密度の高い筋肉は、組織を構成する筋繊維が隙間なくたくさん詰まった状態で、筋肉より密度の低い脂肪は、脂質は細胞同士に余裕のある緩い状態です。
重さの違いを利用したダイエット
ダイエットをするときには、筋肉と脂肪の重さの違いを利用し、効率よく見栄えのよい体型を目指す方法がベストです。
脂肪と筋肉の体積は1.2倍ほど違い、ダイエットで脂肪が減る場合と筋肉が減る場合とでは見た目に大きな差がでます。
ダイエットのポイントとして
・体重でなく、脂肪量をダイエットの目標にする
・筋トレで基礎代謝を高め、有酸素運動で脂肪を減少させる
脂肪の重さは、家庭用体組織計で測ることが可能です。
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