バランスボール運動の効果
バランスボール運動とは
バランスボール運動とは、ボールのもつ「弾む」「転がる」「支える」といった3つの機能的な特性を生かして行う運動です。使い方によって筋力トレーニングやストレッチを行うことができます。バランスボールという呼び方のほかに、「エクササイズボール」、「体操ボール」、「トレーニングバルーン」、「ギムニクボール」と様々な呼び方がされます。
使用するボールは、大人が手を広げて持つような直径40~90cmもある大きなゴム製のボールです。このボールの上に乗ったり、手足で押したり引いたりと、様々な運動方法があります。
バランスボール運動の効果
バランスボールでは、使い方によって主に筋力、筋持久力、柔軟性、バランス能力を向上させることが期待できます。自宅でも置いておけば、床でごろごろするのではなくバランスボールに座ることで健康効果は高まります。また最近では会社など職場の椅子をバランスボールに変更した例がいくつか報告されています。運動強度もそこまで高くないため、体力や筋力に自信が無い方は試してみるとよいかもしれません。
体幹筋力の向上
まずはぐらつかないようにバランスボールの上に座り続けることで体幹の筋群を使います。基本の姿勢を保ちながら、足を床から離してみたり、わざと腕を大きく動かしたりすることで、体勢を保とうと体幹の筋が使われます。体幹筋力の向上に効果的です。
トレーニングの補助器具として
スクワットでは、膝腰が痛かったり重心のコントロールがうまくできない場合、バランスボールに腰掛けるようにスクワットを行います。他にも腹直筋を鍛える場合に、仰臥位で両足にバランスボールを挟み、ボールを落とさないように脚を上げ下げします。バランスボールが負荷の役割になります。
バランスボールの注意点
バランスボールに座った際に、両足の裏が床に着き、股関節屈曲角度が90~110度になる大きさが最適な大きさのバランスボールです。ボールの上で座ってはずむ運動を行ったときに、下に沈んだときに股関節が鋭角に屈曲することのないように、ボール選び、空気圧の調整を行いましょう。
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