W杯史上初の同国対決!イングランド VS ウェールズ

W杯カタール大会のグループB最終節、W杯史上初の同国対決として注目を浴びたウェールズvsイングランドが行われ、イングランドが0-3で勝利しました。

ここまで1敗1分けの最下位と64年ぶりの大舞台で苦戦を強いられるウェールズ。逆転でのグループリーグ突破に勝利が最低条件という状況で臨んだイギリス勢対決でしたが、イングランドが同国対決を制して首位通過、ウェールズは予選敗退となりました。

イギリスから複数のチームが出場できるのはなぜ?

そもそも、イングランドとウェールズは同じ国・イギリスなのに、なぜイギリスから複数のチームが出場できるのでしょうか?理由は近代サッカーの歴史にあるそうです。

その歴史はFIFAよりも長い

イギリスは、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4つの国から成り立っている主権国家で、正式名称は「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国」です。それぞれに独立したサッカー協会があり、その歴史はサッカーワールドカップを主催するFIFA(国際サッカー連盟)よりも長いんです。

最初に設立されたイングランドのサッカー協会で、正式名称は「フットボール・アソシエーション(サッカー協会)」。名前にわざわざ「イングランド」とつける必要がなかったのは、世界最初のサッカー協会だったためです。

その後、他の国でも協会が設立され、世界最初のサッカー国際試合は、1872年にイングランドとスコットランドの間で行われました。また、1886年にはこの4つの協会によって、サッカーのルールを調整する国際サッカー評議会が設立されています。

サッカーの国際試合は元々、この4つの国で行われるものだったんです。

FIFA加盟条件の例外

その後、サッカーは世界各地に広がり、20世紀に入るとこの4カ国以外での国際試合も増加。そして、サッカー評議会ができてから約20年後の1904年に、FIFAが設立されました。

設立の目的は、国際試合を統括する組織を作ることで、ベルギー、デンマーク、フランス、オランダ、スペイン、スウェーデン、スイスの7カ国のサッカー協会が関わり、初代会長にはフランスのジャーナリスト、ロベール・ゲラン氏が就任しました。

FIFAは加盟条件として「1カ国に1つの協会のみ」と定めましたが、そこで問題になったのが、4つの協会があるイギリスでした。

「1カ国に1協会」というルールはあるが、当時サッカーは依然としてイギリスのスポーツと見られており、人気も実力も他国を抜きん出ていたため、世界的な統括団体として認められるためには、この4つの参加は欠かないと考えたFIFAは、例外を認めることを決定。

イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランドが、別々の国として加盟できるようにしたそうです。(加盟後にアイルランドから南アイルランドが分離し、イギリスからの出場は「北アイルランド」となっています)。

これが今でも続いており、FIFA憲章も「1カ国につき、1つの協会のみがメンバーとして認められる」と規定している一方で、「イギリスの4つの協会は、別々のメンバーとして認められる」と書かれているそうです。

イギリスだけで4チームのメリットとデメリット

イギリスだけ、ワールドカップに4チームも派遣できるのは、より多くの選手やチームが参加する機会が増えるという利点はありますが、その一方で、より実力のある選手がそれぞれのチームに分散されるというデメリットもあります。

実際、この4チームは歴史は長いものの、ワールドカップでの優勝は1966年のイングランドのみで、全4チームが参加したのは、1958年だけなんだそうです。

ちなみに、ウェールズは、2022年大会はこの1958年以来の出場だったんです。

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