テコンドーは、古くから朝鮮半島に伝わる武術のテッキョンと日本の松濤館空手を母体に、1955年韓国のチェ・ホンヒによって創始された格闘技で、韓国では国技となっています。「足のボクシング」ともいわれ、スピーディーで見応えのある足技が特徴のテコンドーの魅力をご紹介!

軽快なステップ

テコンドーはダメージを与えて倒す競技ではなく技の正確さや得点を競い合うポイント制です。
相手の攻撃が当たるとポイントになってしまうため、もらいながら倒しに行く戦法ではなく「相手の攻撃をできるだけもらわずに自分の攻撃を当てる」戦術が重要になります。
そのため、テコンドーのステップは「相手の攻撃をかわしやすく、かつ蹴りを出しやすい」形態へと進化をとげていったのです。
空手やキックボクシングの選手が格闘技イベントにおいて、ステップや足技で翻弄されているのを目撃したことがある方は多いのではないでしょうか。
ただ華麗なだけでなく、テコンドー選手の走るようなフットワークはスピードや小回りという点で圧倒的に有利なのです。
相手の攻撃をかわし、自分の攻撃を的確に当てる。撃たせずに打つ戦いができるのもテコンドーの魅力なのです。

出典:YouTube

豪快&華麗な足技

テコンドー最大の魅力は何といっても華麗な足技でしょう。アクション映画で次々に繰り出される鮮やかな蹴り技の数々は見る人を魅了するほどの美しさです。
テコンドーには下段への蹴り技が禁止されている分、打点の高い中段と上段への蹴りが著しく発達しました。
特にマシンガンのような片足での連続蹴りや踊るような後ろ廻し蹴りなどの回転蹴りの数々は他の格闘技でも見られないテコンドーならではの攻防です。
WTFテコンドーでは蹴りが9割で顔面へのパンチがない分、いかに蹴りで相手の上段を蹴るかが長年にわたって研究されてきました。
テコンドーの蹴り技は厳しいルールあって美しく研ぎ澄まされてきたのです。

出典:YouTube

テコンドーの魅力は他にも組手競技の心理戦も大きな魅力だと思います。
体格やスタミナでゴリ押し勝ちしにくいルールなので、中級者以上ですとカウンターのカウンターを取り合うような高度な心理戦を楽しめます。

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