2024年から低反発の金属バットへ
現行の金属製バットは最大径67ミリ未満。これを新しい基準では64ミリ未満と細くする。
みなさんはご存知の通り、高校野球では金属バットが使われていますね。
夏の甲子園でも金属音の後にスタンドに入るホームランが魅力の1つですね。
しかし2024年からホームランが激減するかもしれません。
そうです。低反発の金属バットが導入されるのです。
今回はそんな低反発の金属バットについて紹介したいと思います。
新しい基準
現行の金属製バットは最大径67ミリ未満。これを新しい基準では64ミリ未満と細くします。一方で重量の900グラム以上を下げてしまうと軽くなるため、打者のスイングスピードが上がってしまいます。そこで打球部の肉厚を3ミリから4ミリ以上にして、900グラム以上を維持します。トランポリン効果を減衰させ、打球速度を抑えることが狙いです。。
狙い
1つは打球速度を抑えて投手の受傷事故を防止することです。
第101回選手権大会で、岡山学芸館の投手が打球を顔面に受けて頬骨を骨折する事例がありました。投手板からホームベースまでの距離は18.44メートルdwすが、投手が投球後には3メートル程度前に出るため、実際には15メートルから16メートルになります。
1997年の第79回大会で新湊(富山)の投手が顔面に打球を受ける事例がありましたが、日本高野連が事故映像を分析したところ、打点から投手が打球を受けるまでの距離は15.84メートルだったといいます。この距離をもとに現行基準バットと新基準バットの打球初速を比較すると、平均速度が96.3パーセント、初速は96.4パーセントに抑えられ、約3.6パーセントの減少となるデータを得られました。
もう1つの目的は、「投手の障害予防に関する有識者会議」から、「昨今の高校野球は打高投低の傾向が見られ、投打のバランスを見直し、投手の負担軽減を目指すうえでは、金属製バットの反発性能を抑制する必要性を求める」と声が上がり、提言を受けたこと。打球速度を抑えることで投手にとっての負担を軽くしたい狙いがあります。
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ソフトボールをずっとやってきたので野球大好きです。
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