「バイタルエリア」とは
バイタルは、直訳すると“危険な”“重大な”というような意味になりますが、サッカー用語の「バイタルエリア」とは“得点につながりやすく重要なエリア”という意味があります。
攻撃をする際には最も攻略したい、守備の際は一番気をつけたいスペースになります。簡単にいうとペナルティエリア周辺で、具体的には、DFとMFの間を指します。
横の幅はペナルティエリアの幅と同じくらいですが、縦の幅は選手の動きやポジショニング(位置)によって変わります。
何故「バイタルエリア」が得点につながりやすいのか
何故、バイタルエリアが重要かというと、ここにボールが入るとディフェンスのセンターバックは守るためにつり出されます。しかし、前に出ることでディフェンスラインが崩れ、センターバックの裏にスペースが生まれてしまいます。
バイタルエリアに侵入すると、攻撃側には相手が困惑していることから隙を見て、シュートやパスといった複数の選択肢が生まれ、相手DFを崩し、ゴールを奪う最大のチャンスとなります。逆に守備側はピンチになります。DFは的を絞れずうまくチームでボールを奪いに行くことができなくなってしまうのです。
このように圧倒的に攻撃側がチャンスとなるため、バイタルエリアに侵入するとゴールが生まれやすいと言えます。