ダイナミックな技が魅力のエアリアル
実はとてもダイナミックな競技なんです。
たった1度の挑戦で順位がついてしまいます。
あまり知られていないエアリアルについてご紹介します。
そもそもエアリアルとは
「aerial(エアリアル)」という言葉が「空中」という意味であるように、空中演技を競うスキーのフリースタイル競技の1つになります。
長さ160cm程度のスキー板をはいて空中に飛び上がり、宙返りをして着地するまでの短い競技で、わずか数秒間ですべてが決まってしまう、スリルと爽快感のある競技なのです。
具体的には時速約70kmで斜面を下った後、高さ4mのジャンプ台から空中に飛び上がります。飛び上がった際に、4回の横回転(捻り)や3回の後方宙返りを決めるというわけです。そして空中ではまっすぐな姿勢を保ち、高い位置できれいな弧を描くようにします。
エアリアルの歴史
1930年代にノルウェースキーのトレーニングの間にアクロバットを行ったのが始まりとされています。
50年代に米国でプロスキーヤーによるパフォーマンスが行われ、66年には米ハンプシャー州で初の競技会が開催されたそうです。
79年に国際スキー連盟よりフリースタイルスキーが正式種目として承認され、80年からワールドカップが開催されました。
86年にはフランスで初のフリースタイルスキー世界選手権も開催されました。
オリンピックでは、88年カルガリー大会でモーグルが公開種目として行われ、92年アルベールビル大会から正式種目になりました。
エアリアルのルール
キッカーと呼ばれるジャンプ台から飛び出し、空中でアクロバティックな演技を見せる採点されます。
距離と高さ(20%)、エア(50%)、着地(30%)のポイントを合計して競い、キッカーは3回転用のビッグキッカー、2回転用のミディアムキッカー、1回転用のスモールキッカーが用意されます。
キッカーはカーブを変えて複数用意され、選手が好きな台を選ぶことができます。
今回は、このエアリアルもぜひ見てみたいと思います。
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