そもそもモルックとは?

モルックは、フィンランドのカレリア地方の伝統的なkyykkä(キイッカ)というゲームを元に、Tuoterengas社によって開発されたスポーツです。
あまり知られていませんが、夏には、モルック世界大会が開催されており、日本からも参加しているそうです。
モルックはとても分かりやくシンプルなルールなので、老若男女問わず楽しむことができます。
また、プレーの仕方なども簡単なので車いすの方にも気軽に楽めるため、バリアフリーなスポーツとしても有名です。

モルックで使うアイテムとは?

モルックをする際に使用するアイテムは主に3つです。

まず1つ目は「モルック」と呼ばれる20cmぐらいの木製の投げる棒です。(写真右下)
そして2つ目が「スキットル」という倒すピンです。全部で12本あり、それぞれに1~12の番号が書かれています。
最後に「モルッカリ」とよばれる地面に置いてモルックを投げる位置を示すものです。

この3つさえあれば、様々な場所でモルックを楽しむことができます。

基本的なルール

まずは、モルックとを投げる地点にモルッカーリを置き、そこから3〜4m離れたところにスキットルを並べます。(国内大会は3.5mとなっています。)
モルッカーリに触れたり、踏み越えたりするとファウルとなり0点になってしまいます。

2チーム以上で対戦しますので、投げる順番を決め、順番にモルックを投げてスキットルを倒していきます。モルックの持ち方に指定はありませんが、投げ方は下から投げるという決まりがあります。

点数のカウント方法は、複数本のスキットルが倒れた場合は「倒れた本数=点数」となります。
1本しか倒れなかった場合は「倒れたスキットルに書かれている点数=点数」となります。
また、完全に倒れ切っていないと点数としてカウントされません。

倒れたスキットルは、倒された地点で再び立てられます。ということは、ゲームが進むにつれてスキットルは広がり、倒すのが難しくなっていきます。

勝敗は、いずれかのチームが50点を先取したほうが勝ちです。ただし、50点を超えてしまった場合は25点へ減点され、その点数からまたゲームを続けることになります。

戦略を立てて、点数配分も考えながら試合をしなければなりませんので、体を動かしつつ、頭も使うことができる面白いスポ―ツですよね。
まだまだマイナーですが、一度やるとハマると思いますので、お友だちや家族でぜひ一度お試しください。

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