森の人オラウータンの生態
マレー語で森の人という意味のオランウータンは、オスとメスとの外見がかなり異なり、オスは成長すると大きな頬袋や長い顎ひげと口ひげと垂れた喉の袋を持つようになります。
はじめに
人間に近いと言われるオラウータン。
みなさんはオラウータンの生態はご存知でしょうか?
今回はそんなオラウータンについて少しですが、
紹介したいと思います。
オラウータン
マレー語で森の人という意味のオランウータンは、オスとメスとの外見がかなり異なり、オスは成長すると大きな頬袋や長い顎ひげと口ひげと垂れた喉の袋を持つようになります。
最近までオランウータンは単一種だと思われていましたが、遺伝学的な研究でスマトラオランウータンとボルネオオランウータンに分類されることがわかりました。
オランウータンの暮らしと食事
オランウータンは通常10m~25mの高さの樹上で生活しています。オスだけが時々地上を移動することがあります。地上の移動は苦手で200~300mほどしか歩きません。
主食は果実で、ドリアン、イチジクなどを食べます。他にも葉や、樹皮、蜂蜜、昆虫、鳥、トカゲ、リス、テナガザルやロリスの子供も食べることがあります。
性格
群れを作らず孤独を愛する性格をしています。生涯のほとんどを高い木の上で過ごすため外敵に襲われることが少なく、大勢で身を守る必要がないからです。
また、餌となる果物を手に入れるには1頭ずつ別々の木で行動していた方が効率的。動物園など餌がいっぱいある場所では集団で行動することもあるようです。
基本的にはおとなしいですが、オス同士では争うこともあります。木を揺らし枝を折って威嚇したり、物を投げたり、時には相手に噛みつくことも。ただメスや子どもに危害を加えることはありません。
メスは、子どもが独り立ちするまで母親として行動を共にします。4年ほど経って子どもが自分で巣を作れるようになると、それぞれに別れて自立するそうです。
知能
研究によると、オランウータンは人間の5歳児と同程度の知能をもっているとされています。鏡に映った自分の姿を認識できたり、人間の動きを真似することができたりします。
また道具を工夫して使うことも可能。小枝を使って果実の殻を破く、巣穴に枝を差し込んでアリをつり出す様子などが観察されました。また動物園で飼育されている個体のなかには、タブレットを操作できる強者もいるそうです。
遺伝子的に人間にもっとも近いとされるサルはチンパンジーだとされていますが、オランウータンも負けず劣らず高い知能があるといえるでしょう。
最後に
人間に近いオラウータンいかがでしたでしょうか?
動物園で見た目だけを見るより、生態も少しは知って見ることがあれば、
見方も変わるのではないのでしょうか?
休みの日にオラウータンを見に行ってみてはいかがでしょうか?
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