1年365日。
365日を12の月に分けているこの世界。

この12の月にはそれぞれ誕生石といわれるものがあります。
女性ですと、自分の誕生月と同じ誕生石をプレゼントされた事があったりなどで、
把握されている方も多いとは思いますが、すべての月の誕生石を把握している方は少ないと思います。
ここでは9月の誕生石のサファイアを少し紹介したいと思います。

サファイアの歴史

9月の誕生石サファイアは、古くから誠意、真実、忠節、高潔を象徴するものとされており、何世紀もの間、サファイアは王族や聖職者の式服の装飾品として使用されてきました。

古代ギリシャやローマのエリートの間では、ブルーサファイアがその所有者を危害や嫉妬から守ってくれると信じられていました。
中世の聖職者は、天を象徴するという理由でサファイアを身に着けていました。

また、サファイアには癒しの力を持つことでも知られています。
中世のヨーロッパ人は、サファイアが伝染病による腫物や目の病気を治すと信じられており、解毒剤であるとも考えられていたようです。

サファイアの色は様々

「サファイアブルー」という言葉があるほど、青の印象が強いサファイア。しかし実は、サファイアにはブルーの他にもさまざまな色があることをご存知でしょうか。
サファイアの鉱物名は「コランダム」
実はルビーも、鉱物的にはサファイアと同じコランダムに属しています。

コランダムはカラーバリエーションがとても豊富で、ピンク、オレンジ、黄色、緑、紫などたくさんの色があります。
その中で、赤色のコランダムは「ルビー」、青色のコランダムは「サファイア」、それ以外を「ファンシーカラーサファイア」と呼んで区別しています。

ファンシーカラーサファイアの中でも特に人気が高いのがピンクサファイア。
鮮やかに輝くピンクサファイアには、かわいらしさと上品な華やかさがあり、身に着ける女性の美しさを引き立ててくれます。
ロマンチックに輝くピンクサファイアは、恋愛運をアップしてくれるとされ、恋のお守りとして身に着ける女性も多いそう。

サファイアの伝説

古代ペルシア人は、サファイアは地球を支える台座のかけらであり、その反射で空が青く見えると信じていました。
サファイアは、聖書ではモーゼに与えられた12ある「火の石」のひとつであると述べられており、アーロンの胸当てにはめ込まれたとされています。

また、エルサレムの城壁の土台に飾られた12の宝石のひとつでありキリストの十二使徒、聖パウロのシンボルでもあります。
純潔の護り手であるサファイアは、真実、誠実、忠誠のシンボルで、身につけていると平和、喜び、英知を授かると考えられています。
古代のシンハラ族はサファイアの中には知恵の力が含まれていて、サファイアを身につけた人が困難に直面したときに、このジェムストーンのパワーが正しい解決策を見つけてくれると信じていました。

インドでは、サファイアを水に浸すと秘薬になり、サソリやヘビのかみ傷に効くと信じられていました。
また魔よけのペンダントとしてつければ、悪霊から守ってくれるとされていました。
ビルマ(現ミャンマー)に伝わる伝説は、サファイアと忠誠心との関係をよく表しています。

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