「夏バテ」の原因① 夏の暑さや紫外線

「夏バテ」の原因は様々挙げられますが、一番の原因は言うまでもなく、夏の暑さです。夏の暑さは人間の活力となるエネルギーの消耗を早めてしまうため、身体は疲労感を感じやすくなるのです。また、エネルギー不足により内臓の働きも悪くなってしまうことで食欲も落ち、さらに疲れやすくなってしまうというわけです。

加えて、“紫外線”にも夏バテの要因となります。紫外線が体に当たることで体内では活性酸素と呼ばれるものが発生します。実はこの活性酸素が「夏バテ」に関係している場合があります。活性酸素とは体内の細胞を破壊する非常に厄介な細胞で、この作用により身体にダメージが蓄積され、夏バテの症状が出てしまいます。

「夏バテ」の原因② 冷房器具による気温差と冷え

近年の原因として多いものが、“室内外の気温差”によるものです。人の身体は、体温を調節する為に常に交感神経が働いていて、気温が高い室外と冷房が利いている室内を行き来していると、身体は体温調節を行う為に交感神経の働きが活発になります。この時、室外と室内の気温差が大きければ大きいほど交感神経が活発に働くので、その分、多くのエネルギーを消費してしまうのです。身体のエネルギーを消費するほど、身体に負担をかけてしまいますので、夏バテになりやすくなります。

また、冷房で直接的に身体が冷えることも、挙げられます。夏バテにならないように冷房を活用するのは悪いことではありませんが、長時間気温が低いところにいると夏でも身体が冷えてしまいます。特に仕事で座っている時間が長い人は身体を動かしていない為、熱があまり作られないので余計に冷えを感じやすくなります。これを防ぐ為にも、冷房の温度を上げたり、少し身体を動かすように意識しておきましょう。

「夏バテ」の原因③ 冷たい食べ物や飲み物による内蔵の冷え

暑いからといって冷たいものを食べ過ぎたり飲みすぎたりしていると“内臓の冷え”も起こりやすくなります。冷たい物の食べ過ぎや飲みすぎは内臓を冷やしてしまい、胃腸の調子が悪くなったり身体が倦怠感を感じたりと、夏バテを起こしやすくなるのです。

熱中症対策として水分を補給する際であってもあまり冷えた飲み物を飲むのではなく、常温の飲み物を飲む習慣をつけた方が良いでしょう。

「夏バテ」の予防① こまめな水分補給

「夏バテ」の予防として最も手軽で基本的なことと言えば、“水分補給”です。暑くなり汗をたくさん流すと体内の水分がどんどん失われますので、水分補給を怠ってしまうと脱水症状になり、めまいや吐き気など夏バテの症状が現れます。

夏は、汗をかく量がその他の季節に比べても多くなりますので、水分は意識的に取りましょう。ただ、一度に大量の冷たい水分を飲まないことが重要です。冷たいものの飲みすぎは内臓を冷やしてしまうので、常温の水分をこまめに摂るようして体温を調節するのがベストです。

「夏バテ」の予防② 冷房を下げ過ぎない!

冷房器具の温度を下げすぎてしまうと、室内外の気温差が大きくなり、自律神経に負担がかるため夏バテにかかりやすくなってしまいます。冷房の適性温度は26度から28度とされているので、暑いからといって温度を下げ過ぎないように注意しましょう。

「夏バテ」の予防③ 三食しっかり食べる!

「夏バテ」だけでなく、健康な体を保つためにも、“三食しっかり食べる”ことがとても大切です。暑いと、食欲が落ちてしまいさっぱりした麺類ばかり食べてしまうという方も少なくないですが、それでは偏った食事になってしまいます。

食事のバランスが偏ると、身体はエネルギーを作ることができないのです。ただ、何でも食べれば良いといわけではなく、夏バテ予防に適した食材を使うことが重要になります。

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