質の良い睡眠とは、ずばり「身も心もしっかり休息できる睡眠」

質の良い睡眠とは、ずばり「身体も心もしっかり休息できる睡眠」です。
睡眠の質には、時間以外にその深さも影響してるのです。
レム睡眠、ノンレム睡眠という言葉をご存知の方も多いと思います。

レム睡眠は浅い眠りで、身体は休息できていても、脳は活発に動いている状態で、このタイミングに目覚めるとすっきりと目覚められます。

ノンレム睡眠は深い眠りで、この段階では、身体も脳も休息できている、いわゆる「ぐっすり」寝ている状態です。

浅い眠りから深い眠りに移行するまでに4つの段階があり、大脳を効率よく休ませるためのメカニズムが存在します。
ノンレム睡眠の状態では、起こされてもなかなか起きられず、脳がすぐには覚醒できないため、寝ぼけたりします。

ヒトの睡眠周期は、ノンレム睡眠からレム睡眠の終わりまで約90分。この周期を4~5回繰り返し、徐々にレム睡眠の割合が増え、朝を迎えます。
身体だけでなく脳の休息のために、身体のメカニズムに添って、その人に合った無理をしない生活を送ることが大切です。

1日の約3分1を占める睡眠時間。

ぎりぎりまで寝ていても目覚めがすっきりせず、起きてすぐに朝食も摂らずに、慌てて会社や学校に行く。
頭がしっかり回らないうちに始まる仕事や授業で疲れてしまう。
その日の気分もスッキリしないまま帰宅。

こんな毎日を過ごしていると身体にも脳にもストレスが溜まり、身体のどこかに痛みが出たり、憂鬱な気分になったりすることもあります。

身体的にも精神的にも健康でいるためには質の良い睡眠はとても重要です

しっかり安眠・熟睡する方法

寝室の明るさを調整する

人間の体は夕焼けに近いオレンジ色の照明の下では、眠るための準備を始め、朝起きたときに太陽の光を浴びると、脳や体が活性化して活動の準備を始めるといいます。

寝る部屋が明るいと目を閉じていても、光を感じ、脳が時間を勘違いしてしまい、体内時計が乱れてしまいます。

寝るときはオレンジ色の間接照明にしたり、できるだけ部屋を暗くして、眠れそうだなと思ったら、あるいはタイマーを使ってライトを消す。それだけでもかなり熟睡できます

食事やアルコールはお早めに

お腹がすいていると、なかなか眠れない。それにおなかがいっぱいになると眠くなる。

だからといっておやすみ前に食事をとると、胃腸に血液が集まるので頭がボーッとして眠くなるのですが、胃や腸が活動するので、たとえ眠れたとしても、眠りが浅くなり、熟睡できませんし、消化のためにもよくありません。

またアルコールの量が増えると、睡眠後半に浅い眠りが増えてしまい、夜中に目覚めやすくなります。その結果睡眠の質が悪くなってしまいます。

食事や飲酒は寝る2~3時間くらい前に終わらせておくことをおすすめします。

食事の時間が遅くなってしまった、お腹が空いてどうしても眠れないときなどは、うどんやお粥といった消化の良いものを食べるか、ホットミルクを飲むなど、胃腸に負担をかけないものにしましょう

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