しとぎ祭り

滋賀県にある小野神社のしとぎ祭は、神様に「しとぎ」を捧げる祭事です。
「しとぎ」とは、水に浸した米をついて米粉にしたのちにそれを水で捏ね固めた食べ物で、小野氏の先祖が作り始めた、餅やお菓子の元祖だとも言われています。そのため、小野神社は全国の製菓業界から信仰されています。
たくさんのしとぎを神前に供え、社の前には石で作られた鏡餅が置かれます。境内での儀式を終えると、集落の代表者たちが控える集落の一角で注連縄にしとぎを通して再び祈りを捧げ、それを終えると、しとぎは見物客に縁起物として配布されます。
慎ましい規模の祭事ですが、地域の大切な行事として代々語り継がれており、非常に貴重な祭りです。

小野神社

小野神社は,第5代孝昭天皇の第一皇子,天足彦国押人命(あまたらしひこくにおしひとのみこと)とその7世の孫,米餅搗大使主命(たがねつきのおおおみのみこと)を祭神としています。 米餅搗大使主命は,応神天皇の頃に日本で最初に餅をついた「餅作りの始祖」といわれ,現在では“お菓子の神様”として信仰を集めています。
また,この神社は,小野妹子・小野篁・小野道風などを生んだ古代の名族・小野氏の氏神社となっています。推古天皇の代に小野妹子が先祖を祀って創建したようです。また,平安時代,小野篁(802~852)の時に同族が小野神社に集まって氏神を祀ったことが「続日本後紀」に載っているようです。

(そもそも小野氏は湖西を本拠地とする和邇(わに)氏を祖先としています。和邇氏は安曇(あずみ)氏などと共に,古代において朝鮮半島と北九州を往来していた海人族であり,朝鮮半島から近江などへ文化・技術を伝えることに貢献したと考えられています。特に,韓国語で「ワニ」は鉄を意味することから,製鉄集団であったとする説が有力です。)

 小野神社は平安時代の『延喜式神明帳』(延喜式の9巻・10巻で,全国の神社一覧表が記されている)に,「小野神社2座,名神大」とあり,著名な神社だったようです

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takuji

こんにちわ。
クエン酸と、テニス大好き少年です。プレーするのも、観戦するのも大好きです。
得意なのはフォアストロークです。アプローチから相手を追い込み、ボレーで決めるのが
基本的なスタイルです。苦手なのはバックです。弱点を隠し、なるべくフォアに回り込んで打つ癖で、弱点が余計に目立つようになりました。
これからも、弱点から逃げずにバックを克服していきます。

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