トヨタ紡織、トヨタグループ5社連携で出展

ブースでは、「もっと心地よく、もっと安心に、もっと好きなことを」をコンセプトに、トヨタグループ各社の知見を活用し、自動運転時の安全、快適を追求した近未来の移動空間「MX191」を初披露いたしました。

プレスブリーフィングでは、同社の取締役社長・沼毅氏と、「MX191」のプロジェクトリーダー、リチャード・チャン氏が登壇し、「MX191」の特徴やトヨタ紡織のこれからについて等を語りました。

近未来の移動空間モデル「MX191」初披露!

プレスブリーフィングでは、近未来の自動運転を想定した移動空間モデル「MX191」が初披露されました。

沼氏は、昨今CASEやMaaSの伸展のスピードが加速し、消費者のニーズが大きく変化してきていることについて触れ、「トヨタ紡織はそのようなうねりの中でも、新たなチャレンジをスタートさせている」と語りました。

そんなトヨタ紡織が目指すのは、移動空間の「新しい価値」を主導する「インテリアスペースクリエイター」。

トヨタ紡織の挑戦について「新しい価値を持つ移動空間から、次世代のクルマや、クルマ社会を変革していく。そんな気概をもち、挑戦しています」と沼氏は述べました。

今回披露された「MX191」は、『もっと心地よく、もっと安心に、もっと好きなことを』をテーマに実現した、信頼できるコンシェルジュのように空間を見守り、人を見守るインテリアスペースです。

アイシン精機・デンソー・豊田合成・東海理化と連携し、各社の先進的なシステムを織り込み、開発されました。

沼氏は、「これからクルマが進化して使い方やサービスが大きく変化しても、クルマに乗るのは私たち 「人」 であることに変わりがありません。単に移動するだけではなく、乗る人のかけがえのない人生を運ぶ大切な時間を創造してまいります」と、トヨタ紡織のこれからについて語りました。

「MX191」の特徴を実演!シートが自在に車室内を移動する等、近未来的な動きを見せ会場を圧倒。

ブリーフィングの中盤では、コンパニオンが実際に「MX191」に乗車し実演しながら、「MX191」のプロジェクトリーダー、リチャード・チャン氏が「MX191」の特徴を紹介しました。

リチャード氏は、「MX191」について、「車の中では乗る人が何を求めているかをより先読みして快適な時間空間を提供する“車室空間のコンシェルジュ”である」と説明。

「『MX191』は、45以上のイノベーションを統合し、6つの見守りシステムを構成している」と話し、その6つの見守りシステムの一部を紹介しました。

■お出迎えシステム

まず、「お出迎えシステム」。

このシステムは乗車する前から空間を見守り、目的地を設定すると乗車前に空調システムを作動させます。

そしてシートと室内の温度を調整し、さらに空気を綺麗にします。
乗る人が車に近づくと、ドアが開いてフロントシートが乗りやすい位置に回転して人を迎えます。

座るとシートがドライバーポジションに移動して簡単にシートベルトが締められるようにベルトとバックルが前に出てきます。

自動運転モードを選ぶとドライバーは運転から解放され、シートが後ろにスライドして広い空間で仕事をしたり食事をしたりリラックスできるようになります。

■乗員保護安全システム

次に、「乗員保護安全システム」。

自動運転の車の中では、空間全体を有効に使う為シートが自在に動く必要があります。
その為「MX191」のフロントシートは安全性・快適性を考慮し、人間工学に基づき最適な配置をしています。

安全機能としてシートベルトがフロントシートに組み込まれ、どんな位置でも使用できます。シートが内蔵しているサイドエアバッグに加え、シートベルトにもラップエアバッグを内蔵して、シートがどの位置にあっても乗員の安全を確保します。

快適機能としてシートごとに設定された空調システムが人に近いところで効率的に温度を調整します。
省エネルギーで、人に合わせた快適な温度を調整できます。
操作性として、アームレストに配置するコントロールパネルを使って、シートがどの位置にあっても全ての機能を操作できます。

■快適誘導システム・眠気抑制システム

3つ目に、独自開発のアルゴリズムを使った「快適誘導システム」と「眠気抑制システム」です。

乗員のバイタルサインを読み取り、風・温度調整・音楽・振動・調光を用いて感覚を刺激し快適な状態を保ちます。
ドライバーが眠くなりそうな時は首の後ろから涼しい風を当てたり、年代に合わせた懐かしい音楽流すなどで、楽しく集中力を維持させます。

■見守りシートアレンジシステム

最後に紹介したのは「見守りシートアレンジシステム」です。

様々なシーンや目的に応じてスペース全体をシフトし、快適で楽しい移動空間を体感できます。
例えば3人で移動する時、顔を見合わせて会話できる広い空間を作り出します。

助手席が回転する時に足がぶつかりそうになると室内監視カメラが作動し回転を止め、安全にシートをアレンジします。

沼氏は「今後もトヨタ紡織は、オープンイノベーションの精神で、全てのモビリティに「新しい価値」を提供してまいります。私たちの更なる挑戦にご期待ください。」と話し、場を締めくくりました。

コンセプトカー「LQ」や、トヨタ アルファード/ヴェルファイア搭載の極上シートを体感!

トヨタ紡織のブースでは、「MX191」の展示のほかに、新しいテクノロジーにより「新しい時代の愛車」を具現化したトヨタ自動車コンセプトカー「LQ」の室内モデルや、トヨタ アルファード/ヴェルファイアに搭載された「エグゼクティブラウンジシート」なども展示しています。

■トヨタ自動車コンセプトカー「LQ」室内モデル

トヨタ紡織は、人工知能や自動運転など、人に寄り添う新しいテクノロジーにより「新しい時代の愛車」を具現化した、トヨタ自動車のコンセプトカー「LQ」のシートや内装部品を担当しています。

ブースでは、世界初のトヨタ自動車と共同開発した覚醒・リラックス誘導機能付きシートなど、内装部品を搭載した「LQ」の室内モデルを展示。

■エグゼクティブラウンジシート

上質な肌触りのセミアニリン本革を使用。

シート幅を従来比約100mm拡大し、肩口まわりを大型化したゆとりあるシートサイズやパワーオットマンなどを装備したセカンドシートで、極上のおもてなし、くつろぎと心地よさを追求しました。

■第46回東京モーターショー2019 開催概要について

【第46回東京モーターショー2019 開催概要】

名  称:第46回東京モーターショー2019 [The 46th Tokyo Motor Show 2019]
主  催:一般社団法人 日本自動車工業会(JAMA)
会  期:2019年10月24日(木)~11月4日(月・祝)
開場時間:
一般公開日:(月~土曜日)
10月25日(金)14時00分~20時00分、10月26日(土)・10月28日(月)~11月2日(土)10時00分~20時00分
一般公開日:(日曜日、祝日)
10月27日(日)・11月3日(日)・11月4日(月・祝)10時00分~18時00分
(開場時間は止むを得ない場合は変更し、時には入場を制限することがあります)
※同日25日(金)14時00分~20時00分の一般公開時間内の入場も可能です。
入場料 :
プレビューデー 3,800円(枚数限定/小学生以下無料:保護者同伴)
一般公開日 一般 2,000円(前売 1,800円、日曜・祝日除く 16:00以降(当日会場売)1,000円)
会 場:東京ビッグサイト青海・西/南展示棟、MEGAWEB、シンボルプロムナード公園、TFT ビル横駐車場など

■トヨタ紡織株式会社について

社  名:トヨタ紡織株式会社(TOYOTA BOSHOKU CORPORATION)
事業内容:
(1)内装システムサプライヤー事業と内装製品の製造および販売
(2)自動車用フィルターおよびパワートレーン機器部品の製造および販売
(3)その他自動車関連部品の製造および販売
(4)繊維関連製品の製造および販売
所在地 :
〒448-8651
愛知県刈谷市豊田町1丁目1番地 地図
電話番号:0566-23-6611(代表)
資本金 :84億円
売上高 :1兆4,173億円(連結) 2018年度
営業利益:612億円(連結) 2018年度
従業員数:43,103名(連結) 2018年度 就業員数ベース

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