ホクホクした食感と甘味が特徴的なさつまいも。どんな効果があるのでしょうか。
焼き芋をはじめ、天ぷらや煮物などのおかず、芋けんぴや大学イモなどのお菓子、芋焼酎やデンプンの原料など様々に利用されているサツマイモ。
便秘予防
サツマイモの食物繊維量は100gあたり皮なしで2.2g・皮付きで2.8gと、比較的豊富なものの際立って多いというわけではありません。注目したいのは不溶性2:水溶性1という便秘改善に理想的とされる食物繊維バランスに極めて近いということ。特に豆・野菜類は不溶性食物繊維が多く水溶性食物繊維が少ない傾向にありますから、腸内善玉菌活性化や便の硬さを調節する機能のある水溶性食物繊維を補うことで便通改善に繋がります。
食物繊維のほか、サツマイモを切った時に出てくる白い汁にも便秘改善効果が期待できます。この乳液状の物質は「ヤラピン」というサツマイモ特有の成分で、腸の蠕動運動促進作用があることから古くから緩下剤(便秘薬)として利用されてきました。胃腸粘膜の保護作用によって腸内環境を整えるとも考えられています。サツマイモが便通改善に高い効果を発揮すると言われているのは食物繊維とヤラピンの相乗効果であると考えられています。不溶性食物繊維は老廃物を絡めとる働きがありますし、ヤラピンも宿便排泄に効果的であると言われていますからデトックスや腸内フローラ改善にも効果が期待できます。
抗酸化作用
さつまいもの栄養でもう一つ注目すべきは、ビタミンCです。
さつまいものビタミンCはイモ類でトップの含有量です。ちょっと驚きですね。
ビタミンCは抗酸化作用を持つ栄養で、皮膚や血管の老化を防ぐ効果があります。また、ビタミンEも含まれダブルの効果で肌に潤いを与え、美肌効果も期待されます。
さらに、ストレスを軽減させる作用、美肌効果、免疫力を向上させる効能などもあります。
老化予防
サツマイモは100gあたり29mg、リンゴやレタスの5倍以上のビタミンCを含んでいます。ビタミンCは熱に弱い性質がありますが、サツマイモに含まれているビタミンCはデンプンに覆われているため調理による破損が少ないという特徴があります。含有量だけで見ると食品中で特に多いというわけではありませんが、この性質からジャガイモやサツマイモなどはビタミンC補給に優れた食材と考えられています。
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