便秘ってどんな状態?

毎日排便していないからといって、便秘とは限りません。便秘とは、本来体の外に出すべき便を、十分量かつ快適に出せない状態をいいます1)。 週3回以上便が出ないと、お腹が張ったり、便が硬く出しにくくなるなどの不調を感じる人が多いことから、週3回未満は便秘症と診断される基準の一つに挙げられていますが、排便の習慣は人によって差があるため、一概に排便回数だけで判断することはできません1)。

便が気持ちよく出てくれず、腸の中に長くとどまっていると、水分がどんどん吸収されて硬くなり、さらに排便しづらくなります。そのため、便秘のときの便は、正常な便と比べて、水分が乏しい硬い便となり、小さいコロコロした便しか出ないこともあります。また、正常な便がなめらかで排便しやすいのに比べ、強くいきまないと出なかったり、便が残っている感じがしたりします

便秘も下痢も排便回数だけでなく便の状態も観察しよう

逆に、なんらかの原因で便に含まれる水分が多くなり、排便の回数が増え、つらい腹痛を伴ったりすれば、下痢として症状への対処が必要となります。便の形もゆるく崩れて泥状になります。ほとんど水のようになることもあります2)。

便秘も下痢も急性と慢性があり、病気が背景にあるものから生活習慣やストレスによるものまで、原因はさまざまです2)。 お通じのトラブルを病院で相談するときには、排便の回数だけでなく、便の状態も観察して医師に伝えるようにしましょう

夏場にお腹を壊しにくくするには?

まずは胃腸を守ること
胃腸を冷やさないためには、最初に口にする料理に温かい料理を選ぶことです。胃腸は、温度によって働きが変わります。胃腸は、温度が下がると働きも低下し、温度が上がると働きも活発になります。身体を温める栄養素を効率よく吸収するためには、胃腸を冷やさないようにすることが大切です。
夏の暑い日、よく冷えたビールを一気に飲み干し、「これが生きがいだ」というサラリーマンのお父さんにとっては、耳に痛い話です。しかし、健康管理のためには、温かいものを先に胃腸に入れておく必要があります。

一度冷え切ってしまった胃腸を再び、回復させるには時間と手間がかかります。美味おいしいビールを飲む30分前におつまみを一口食べておくなど対策をとっておくといいでしょう。

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