疲労回復

そら豆は全体重量に占める水分量が約70%と野菜としてみると少なく、三大栄養素の中では炭水化物が15%強・タンパク質が約10%と多くなっています。エネルギー源として働く糖質が多いことに加え、糖質のエネルギー転換を助ける働きがあるビタミンB1を100gあたり0.3mg、糖質・脂質の代謝をサポートしてくれるビタミンB2を0.2mgと、代謝に関わるビタミンB群もしっかりと含まれています。アンモニア解毒を促進するアルギニンなど疲労軽減に有用とされるアミノ酸も含んでいますから、相乗して疲労軽減・回復促進に役立ってくれるそうです。

妊婦さんに

そら豆には、葉酸もとても多く含まれています。
葉酸はビタミンの一種ですが、特に妊娠中の方や妊娠を望まれる女性には必要不可欠な栄養です。
葉酸はDNAやタンパク質の合成に働くため、胎児の先天的な異常を予防する効能があります。
また、葉酸には血液中の赤血球をつくる働きもあるので、貧血気味の女性にも効果抜群です。

貧血予防

そら豆は生100gあたり2.3mgと鉄分を多く含む食材の一つです。カロリーや食べごたえなどの差はありますが、単純に同グラムで比較した場合はホウレンソウよりも鉄分含有量は多くなります。このため鉄分補給に役立つ食材と言えますし、造血過程で必要とされる葉酸も100gあたり120μgと豊富で、鉄を体内で利用できるようにする代謝に関わる銅・赤血球膜を丈夫にする働きがある亜鉛など造血に役立つミネラルも豊富に含んでいます。
加えて青果用そら豆の場合であれば吸収・利用率が低いと言われる非ヘム鉄(植物性鉄分)吸収を助けてくれるビタミンCも含まれています。ビタミンC含有量は生100gあたり23mg、茹で100gあたり18mgと多くはありませんが、サヤやデンプンなどに守られて流出が少ないため鉄分との相乗効果が期待できます。

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